藤北パラダイス 〜短編集〜

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『……うぅ〜〜ん……。』









「おはよー？朝ごはん作ったからーー。」









『……うーーん……ありがと…ZZz』









今日も可愛い寝起きですぅ〜〜♪









で！ひろのダイエットを阻止する為、お肉いっぱい幸せいっぱい朝ごはんを一人で４時に起きて作りました〜〜!!









責任感の強いひろなら、こんなに豪華な料理を朝４時に起きて作っちゃったら食べない訳無いよね〜〜〜〜？









オレ天才〜〜〜〜〜♪









『………ふわぁー、まだ寝るぅーー。Zzz……。』









プルルルルル…………









「はい。」









ﾏﾈ[藤ヶ谷さん、もうすぐロケ車到着しますんで準備お願いします！]









やばい！！









「ひろーーー！！ロケ車来るよーーーー！！」









『………むぅ…………もうちょっとぉ〜〜………』









ピーンポーン









ﾏﾈ[来ましたよーー]









「……はーい。」









チーン。 第一作戦失敗………。









今から食事だなんてどう考えてもおかしいよな………(笑)









『おはようございまぁ〜〜す』









このぉっ、このオジサンめっ。寝起き悪すぎだよっ、このぉっ(泣)









なにのんきに可愛く挨拶なんかしちゃってんだ〜〜！！









『………太輔…？どーしたの？ごめんね？』









チーーン。









別の意味で泣きそう。









可愛いよ………。ひろ。もう何でも良くなりそう………じゃなくて！！









「ううん！怒ってないよ？ごめんねひろ。」









そっか！って言ってスタッフさん達と早くも打ち合わせ開始。









ひろは仕事熱心だねー。









さぁー、俺も研究熱心になって次の作戦へ……。

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