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やぁやぁ

僕は深町Aさ

それよりも皆に聞いてほしい事があるんだ

僕の家の天井はねコンクリート製の白の筈なんだ

なのにね目を覚ますと木製の茶色に変わってたんだ

なにかのマジックかな

それとも僕はまだ夢の中なのか

さて、取り合えず起きようか

上半身を起こすと長い廊下に目を凝らせば扉が三つ見えた

うーん、ここは何処なのかな?

立ち上がって服についた埃を払う

するとすぐ近くにあった扉から女性が出てくる

「もう!何でないのっ?」

かなり焦っている様子で僕に気付かない

すると女性は何かにつまずいたようで

グラリと体勢を崩す

「きゃあっ」

『おっと危ない』

然り気無く近付き、引き寄せる

フワリとお花の様な甘い匂いが鼻をかすめた

『大丈夫かな?』

「あ、はい……ありがとうございます」

女性は僕を見て怯える

『あの、ここは何処か知りませんか?』

「い、いえ……私にもわかりません」

『ところで君の名前は?』

「あ、わ……私はマキ……」

『そうか、僕はA』

「あ、貴方は私を捕まえないの?」

少し上目使いでマキは僕をみた

『君は誰かに追われているのかな?』

「えぇ……私、悪い事してないのに」

『誰に…追いかけられるの?』

「あの人は“獄卒”と言っていたわ」

“獄卒”………かっこいいね(笑)

でもマキの顔を見る限り嘘ではないだろうし

ここは一つ、信じてみるのも手かな

『なら僕も追われる立場かな?』

「多分……わからないけど」

すると後ろから足音が聞こえる

『マキ、逃げるんだ』

「でも貴方は、どうするのっ?」

『僕も後で追い付くよ』

ニコリと笑ってみせるとマキは少し下を向いて

足音とは逆方向に走り出した

どうやら一人でも大丈夫そうだね

「お前が亡者か」

『残念だけど違うよ』

僕より身長たかいな

「お前は…生者か?生者がなぜここに」

『僕が聞きたいんだけどね』

「生者がここにいると危険だついてこい」

『やだね』

マキは多分この人に追われているはず

ならなるべく気を引いておこうじゃないか

『僕は逃げさせてもらうよ』

そいつとは逆方向に走る

「待て!」

よし、追いかけてくる

僕は逃げ足には定評があるからね

さて、どこまで逃げれるかな?

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嵯峨野(プロフ) - オリジナルフラグはずしてくださいね〜 (2017年4月17日 17時) (レス) id: 5fc5a42a6f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミツバチ | 作成日時:2017年4月16日 21時

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