今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:307,602 hit
小｜中｜大
冬の事。 ページ1
今年初めての雪が東京に降ったとニュースで知った１月下旬。
製薬会社に勤めている父親から産科医をやっていた友人が倒れ、とりあえずその病院を息子さんが引き継ぐ事になったらしい…
そしてその息子さんは、まだ３０を過ぎたばかりで今まで勤めていた看護師の何人かが不安に思って辞めてしまった事を聞いた。
父「…で、是非お前に病院に来て欲しいと、友人に頼まれたんだ。」
A「…はぁ!?」
父と一緒に晩酌をしていた私は、思わずつまんだ唐揚げを落としそうになった。
確かに私は看護師をしているし、今は産科のナースをやっている。
でも、今の職場には何の不満もないし、それどころか同じ職場に気になる人だっている。
それを父に“友人の病院に行け”と言われて、“はい、分かりました”なんて素直に言えるはずがない。
第一、そんな若い院長の産婦人科なんて働くには怖すぎる。
A「…考えとく。」
そう言って、つまんだ唐揚げをガブッと噛んだ。
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 401人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：晴日。 | 作成日時：2012年7月14日 21時
