∞今日も君に逢いに∞《橙》Part9 (ページ27)

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たにちゃんの後ろを滑ってた章ちゃんと私がすぐに止まって、近くまで滑っていく。

たにちゃんはすぐに起き上がって、ボードを取ってからぶつかってきた人の方に寄っていった。

その姿をみてすごくホッとして。

まだ起き上がれないでいる人の近くに行く。

安「大丈夫？」

章ちゃんがすぐに手話で聞いてくれて。

谷「大丈夫！私よりこの人のが危ないわ」

って言葉で返ってきてなんだか変な感じ。

横「大丈夫か？今レスキュー呼んだから」

待ってたところでボードを取って、隆ちゃんと二人で登ってきてくれたよこちょ。

丸「Aちゃん、大丈夫？怖くない？」

隆ちゃんは私の気持ち面を心配してくれてた。

『私は大丈夫。こういうときは割と冷静♪』

ってグーサインを作ったら、グーサインを返してくれた。

レスキューのバイクがすぐに来て、男の人を固定して乗せていく。
意識がないみたいで、話を聞きたいからって私たちも救護室まで行く。

『たにちゃん、滑っていける？』

谷「痛いとこどこもあらへんから、平気やで！」

五人で救護室まで行ったら、男の人が床に横になってる。

男の人の仲間も救護室に集まって来て、たにちゃんに詰め寄った。

男「お前がぶつかったんだろ！ちゃんと責任取れよ？」

安「ちょっと、ちゃんと話し聞いてもらってええですか？こっちが被害受けてるんです」

章ちゃんがいつものふわふわした感じを封印して、低い声で言い放った。

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