10 ページ10
。
A「そのぐらいの方なら…保湿のクリームかシミに効く美容液か、シワに効く目元のクリームか…」
「あ、妹がシワにとか言うてた気が…」
A「じゃあ、これかこれが…」
カウンターに並べられた2つの化粧品。
全く違いが分からへん(笑)
な「あ。こっちはＣＭやっとるやつ。こっちはクチコミで凄いやつじゃない？」
A「なな。流石。この二つ成分は殆ど変わりません。でも、一つはＣＭ乗せてるんでその分価格も高いんです。定価8000円」
「8000円もすんねや…」
こんなにちっこい化粧品が？？
もう、訳が分からへん。
A「でも、こっちは5500円です。しかも社チケ使えば税込4752円ですよ♪」
「…なるほど…ほんまやな。高けりゃええってもんでもないんやな」
A「いえ、あたしもこういう仕事してるから知ってるだけで。男の人には何が何だかですよね？生意気言ってすみませんでした」
軽く頭を下げるAちゃん。
「あ、いえ。俺の方こそごめん。じゃあこっちにするわ」
「ありがとうございますっ。プレゼント用に包装しますね」
カートンに自分の社員カードを出した。
な「さっすがA。完璧なプレゼンだわ…」
「ごめん、俺…カッとなってまって」
な「いえ、Aも亮ちゃんさんの為を思ってやってんだなーって」
「え」
な「だって普通で考えたら高いの売れた方が良くないです？(笑)」
「…確かにそうやけど」
な「Aも分かりにくいとこあるからなぁ。気も強そうだけど全然違うし。ま、化粧品売り場の女の戦い半端ないですからねぇ」
A「お待たせしました」
デパートのショッパーに入った
包装された化粧品。
あれ？袋がもう一つある。
「あの、これは？」
A「あ、試供品です。良かったら妹さんにどうぞ」
「あ、ありがとうございます…」
A「いえいえ。こちらこそ。お買い上げありがとうございますっ。ななもありがと♪」
な「いえいえー。また買いに来るねー♪」
ななちゃんが小さく手を振って
化粧品売り場をあとにした。
。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 866人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
sangozygo(プロフ) - 蒼乃碧さん» 今までの長い道のりは決して無駄ではなかったですね(*´Д`)ﾊｧﾊｧ (2017年12月9日 9時) (
レス) id: 2d16d0288e (このIDを非表示/違反報告)
sangozygo(プロフ) - ちびこさん» ぎゅー！されたくてこのシーンを書いたようなもんです(*´Д`)ﾊｧﾊｧ抱いてー！ (2017年12月9日 9時) (レス) id: 2d16d0288e (このIDを非表示/違反報告)
sangozygo(プロフ) - ひみささん» 今日イチの爆イケです！(*´Д`)ﾊｧﾊｧ (2017年12月9日 9時) (レス) id: 2d16d0288e (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃碧(プロフ) - りょーちゃん、カッコいい〜(´；ω；`)泣いて悩んだ分だけええ男になってる！ (2017年12月8日 22時) (レス) id: d425ec1830 (このIDを非表示/違反報告)
ちびこ(プロフ) - うわー！亮ちゃんかっこよすぎてです(〃ω〃)私もぎゅーってされたいです！ (2017年12月8日 21時) (レス) id: c8cbc66caa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：sangozygo
| 作成日時：2017年12月1日 7時
