フレンチトースト(緑)

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緑side


Aちゃん、ズルい。





あいつらに会いたいからって




俺と付き合ってしまえばええやん。





そしたら、俺も






軽い子やなぁって思うて





ファンなんてそんなもんやなぁって思うて




適当にあしらえるって思ったのに。





俺を利用しちゃダメやって。


真剣な顔で言うやんか。






そんなんズルいて。





あかん。





本気で好きになる。









首都高降りて





ラーメン屋さんの近くのコンビニに向かった。





大「Aちゃんの気持ちは分かった」





「…はい」





大「付き合うの無理ならお友達からでもええ？」





「は？」




大「そのぐらいからならええやろ」






大「俺…もう…本気…やし…。



少しずつでええから…


俺のこと知って欲しいし…」






「…」






コンビニ着いて
LINE交換した。





大「またね。今日は突然ごめんな」





「いえ…じゃあ」





大「また時間合ったら会って…」





うなづいて





Aちゃんは帰っていった。



車を出して家に向かった。


なんか緊張したわっ。




…替え玉せんかったから


お腹空いたな。


なんか食材買うて帰ろ…。

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