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28話 ページ28

マイが冗談半分で、トランシーバーに向かって言った時だった。


ミドリ「はーい、こちらミドリだよ〜。殺す方法は思いついたー?」


もう片方のトランシーバーの先にいたミドリが、こちらに反応した。


マイ「ひゃっ!?」

ミドリ「ふふふ…またねー」

ケイジ「……どうやら、もう片方のトランシーバーは…ミドリが持ってるみたいだね」

サラ「これって、小型のスピーカーでしょうか?」


サラがスピーカーの様な物を持って、こちらに見せる。


レコ「それ……ボイスレコーダーじゃねえか?」

Qタロウ「なに……?なら、声が録音されてるかもしれねぇぜよ」


Qタロウさんがそういった後、カンナちゃんはスイッチを見つける。サラはそれを恐る恐る押すように言った。すると……


´´……これは最初の試練。制限時間は5分、それまでに部屋を出なければ、命を失う。あなたは1人じゃない。目に見えぬ誰かと、運命を繋がれている。しかし、繋がりを拒み、裏切る意志を持てば、安全に出ることもできる。心の声に従え´´


ボイスレコーダーは、そこまで言うと止まってしまった。


ケイジ「これで全部…だね」


ボイスレコーダーの音声を聞き終えた後、ダミーズ達が最初の試練について話していた時だ。


ケイジ「あれ……フロアマップを見ると…この階は、全部行ったよね……」

レコ「結局ミドリのやついねぇじゃねえか!!」


サラはフロアを確認するため、マップをポケットから取り出す。そして、数秒黙り込んだ後、ふとしたように顔をあげた。


サラ「4階と構造がそっくりなのに…5階には中央の部屋がない……もしかしたら…書いてないだけ…かも」

レコ「あり得るぜ!じゃなきゃこんな似た構造にする意味ねぇしな!」

ケイジ「4階と同じ構造なら、中央の部屋に繋がる部屋は…ひとつしかないね」

サラ「図書館です……!」


その言葉で、サラ達は全員図書館へ向かう事になった。


みんなが話している間にも、Aの起きる気配は全くなかった。










図書館に着いたサラ達は、入り組んだ道を通り抜け、ある所に着いた。


カンナ「本当に…部屋がありました……!」

Qタロウ「ミドリは…いねぇぜよ?」


Qタロウがミドリがいないのか、辺りをキョロキョロと見渡す。


サラはその間に、辺りの探索を開始する。その時に見つけたのは、首輪ともう1つ……


ソウ?「あ……呼んだ……?」


ソウの、人工知能だった。

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すとぷり好きあまね - ...めっちゃくちゃすごい。作者さん、神です。 (2021年5月4日 15時) (レス) id: 52d0502609 (このIDを非表示/違反報告)
猫ちゃ - ヒナタちゃん、新キャラかな?(49話の最初の方】 (2020年11月5日 19時) (レス) id: bf60227ed4 (このIDを非表示/違反報告)
楽色(ライ) - オトネ…かっこいいですねー!!惚れた… (2020年11月1日 21時) (レス) id: 0ad1039367 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 匿名さん» 匿名様、本当にありがとうございます!!いよいよ最終章でめちゃめちゃ悲しいです。これからも更新頑張るので、楽しんでいってくださいね!! (2020年9月6日 23時) (レス) id: 735f3d0df8 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 爽♪*?* 様、ありがとうございます!!凄い好きだなんて、作者は言って貰えてとてもめっちゃ嬉しいです!!これからも頑張ります! (2020年9月6日 23時) (レス) id: 735f3d0df8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:トギリ | 作成日時:2020年9月6日 10時

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