62話 ページ26
『「ワタシの事を知りもしないで……さぁ?」』
『「勝手に喋ってんじゃ…ね゛ぇよ!!!」』
バキッと、なにかが折れる様な音がした。
サラ「何してるんだ!オトネ!!」
オトネは自分の肩の骨を外し、拘束を解いた。
ハンナキー「な、なんて事を!?」
『「あ゛ぁーー。痛いなぁ……」』
「まぁ、でも、いいや」オトネはそう呟いてゆっくりと立ち上がった。
『「あんた達が私の事をどこまで知ってるのか分からないけど、私の邪魔するなら……」』
殺すよ?
その言葉で周りの人間が動けなくなってしまったのは自然な事だった。
ケイジ「オトネ……君の目的とはなんなんだ?」
『「あ゛?私の目的……?そんなの決まってんだろぉ?」』
そしてオトネはナイフの先をサラちゃんへ向け、言い放った。
『「サラちゃんを殺して……愛を見たいだけ」』
サラ「は、!?」
Qタロウ「な、何を言い出しとるんじゃアイツは!?」
レコ「理解しようなんて考えんなよ!!アイツは今までのAじゃねぇ!!イカれた頭を持ったただの殺人鬼だ!!」
『「は?」』
その言葉を聞いたオトネは何に反応したのかレコへと視線を逸らす。
『「お前…今なんつった?」』
レコ「はぁ?」
『「私の事…なんてったの?」』
レコ「っ!!……何度でも言ってやるよ!」
ハンナキーは焦った様に「やめてください!」と言うが、レコが止まる気は無い
レコ「お前はイカれただけの……殺人鬼だ!!」
『「……あっそ、まぁいいや」』
そう言ってオトネはナイフの先をサラからレコへせ変え
『「あんたの愛は見れるか分からないけど……ムカついたから、死んで?」』
そう言った途端走り出したオトネ。それを止めようと他の人達も動く。だが、今までのAとは比べ物にならないほどの速さで誰もが追いつけないでいた。
だが、それを唯一止めた者がいた。
サラ「やめろ!!オトネッ!!」
サラだった。
その言葉に、オトネの体は止まった。
『「サラ……ちゃん………?何?どうしたの?なんで私を止めたの?何?殺されたい?殺されたいの?」』
オトネがそう言うと、サラは覚悟を決めた様な顔をした。
サラ「教えてくれ!!」
『「?何?」』
サラ「オトネ!お前はどうしても愛を見たいんだ!?」
『「なん…で……?そんなの、」』
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Rukia (ゆっくりゆる) - な、なんで……ソウさん×すんっ?! いくら面白くても許せんわ(誰目線) (2021年2月27日 18時) (レス) id: 2e12baa0e6 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 匿名さん» ありがとうございます!課題!!もう頑張りました!!これからも更新頑張りますね! (2020年9月2日 22時) (レス) id: 735f3d0df8 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 桜彩さん» ありがとうございます!!楽しみだなんて言って貰えて作者は禿げることしか出来ません(??)!! (2020年9月2日 22時) (レス) id: 735f3d0df8 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - トギリさん» お帰りなさい!!(( 課題お疲れ様でした!更新嬉しいです…! これからも応援してます! (2020年8月31日 23時) (レス) id: cc998c0500 (このIDを非表示/違反報告)
桜彩 - 続きが楽しみです!頑張ってください! (2020年8月31日 22時) (レス) id: 193d98d6bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トギリ | 作成日時:2020年7月28日 18時