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第二十一話 街への在中と不甲斐ない感情(番外編?) ページ40

彼が本音を話し始め、この街を駐屯基地にしたいということだった。私は彼等が此処に泊まることは賛成だった、だって彼等の身なりや話し方を見ている限り悪い方ではなかったから。値段は一泊につき銀貨三枚ということになったらしい。この世界では日本円で銀貨が1000円、金貨が10万円らしい。普通、街では一泊銀貨5〜8枚らしい。そう考えると、此処は安いものだ。

ヨウムさんに聞きたいことが在るため、彼に近寄るが全く気付いてない。
新しい環境でウキウキしているのかな、そういうような顔だった。

「あの、ヨウムさん? 少しお話をよろしいでしょうか。」

ヨウムさんは驚きつつ、嬉しそうな顔で頷いていた。

「先程、リムルさんとお話した時の口調ってあれが本心ですか。」

彼は少し気まずそうに” はい、そうなんっすよね。口が悪いんですよ。 ”と言った。
少し子どもみたいだなと感じ、彼に励ましではないが話し始める。

「大丈夫ですよ、私は本心の方が好きですよ。なんだか、不器用な感じがしてとても愛らしいです。それにそれは仲良くなれた印だと思うから。」

何故周りの人々は私を笑顔にしてくれるのか、笑おうとしなくても笑顔がこぼれてしまう。そんな私につられてか、ヨウムさんも顔を仄かに赤くさせて満面の笑みで笑っていた。

「ねえ、ヨウムさん。貴男の本心で私のことをどう思っているか教えて。」

彼は驚き、そして恥ずかしいのか頭に手をおき頭を掻く。
そして、口を開く。

「お前さんは、すっげえいい女ですよ。」

それだけだったが、彼の今にも湯気が出そうな顔は何とも可愛かった。



ーーー
ヨウム視点

「あー、ったく俺らしくねえ…あんな言葉言っちまったし。」

彼女の顔を思い出す度ド○○キする。

” お前さんは、すっげえいい女ですよ。 ”

彼女の髪がそよ風により少し揺れる。
彼女の唇に目が行く、そして唇が動く。

” やっぱり、貴男の本当の言葉を聞いていたほうが落ち着くわ。
ヨウムさんのその言葉の響きが好きよ、ねえ。又お話しましょ。 ”






「ハァ〜…やっぱり俺らしくねえ。」






彼女の魅力の虜になった人がまた増えたのだった。




ーーー

山北です、仕事が終わり2話更新。
いつも皆様見て下さり有り難うございます。
これからも頑張ります。

ヨウムさんが登場してきて、僕の心のまま書いてしまった…。

第二十二話 隠し切れない気持ち(番外編)→←第二十話 辺境警備隊の本音



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朱里(プロフ) - 続けてすみません。第十三話のエレンの名前が〇〇〇になってます。意図的だったらすみません (2021年12月11日 19時) (レス) @page27 id: 1848b8e1d2 (このIDを非表示/違反報告)
朱里(プロフ) - 楽しく読ませていただきました!第四話から出でくる〇〇〇ジンとはどのキャラですか? (2021年12月11日 19時) (レス) @page7 id: 1848b8e1d2 (このIDを非表示/違反報告)
山北(プロフ) - ユトさん» ユト様→ご指摘ありがとうございます。訂正致しましたのでご覧になってまた違和感がありましたらご指摘お願い致します! (2019年4月14日 19時) (レス) id: 79f5829be5 (このIDを非表示/違反報告)
ユト(プロフ) - とても面白いです!あと、ミリムの名前は、ミリム・ナーヴァですので訂正お願いします。 (2019年4月13日 6時) (レス) id: 7c4b452e79 (このIDを非表示/違反報告)
山北(プロフ) - 暇人114514号さん» 暇人114514号様→いつも読んで頂き有難う御座います。名前が同じとは光栄です笑 また、更新していくのでもしよろしければ又宜しく願い致します笑 (2019年4月4日 17時) (レス) id: 760c82b915 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:山北 | 作成日時:2019年3月20日 0時

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