【転スラ】異世界に転生された色気全開女はワタシです。

第四話　村人との接触 2 ページ8

「まさかなあ、ゴルヴェル様がこんだけ優しいお方だったとはなぁ。」

○○○ジンさんは顎鬚を触りながら、感慨深そうに考えていた。
リグルドさんはと言うと、息子さんのリグルさんを読んで私のことを泣きながら話している。

「リグルドさんそんなに泣かないで下さい。私もお会いできて嬉しいですし」

ね？ と言いながら素敵な親子だと思い微笑む。
リグルさんはと言うと、私の顔をじっと見つめて動かない。
そっとリグルさんに歩み寄り、顔を近づけて

「リグルさんあまり体調がよろしくないのですか？なんだか顔が赤くなっているので。」

といい、リグルさんの額に手を当てた。

「あ、Aさん。ダッ大丈夫です。ほっ…本当に。」

なんだか無理をしている感じがしたので、” 無理はしないで下さい ”といい
笑顔で別れを言った。○○○ジンさんは” リグルのやつ若えなぁ ”と笑っていた。

「本当にAは、優しくてきれいな人だなあ。村に連れてきてよかったよ、うん。
おっシオン、シュナ、ハクロウ！！この人は俺の客のAだ。今日からここに住むぞ。」

いつの間にか私が此処に住むことが決まってしまったらしい。
強引なところもリムルさんらしくて愛くるしいなと笑みが溢れる。
” リムル様〜お待ちしておりましたわ〜！ ”とスーツ姿の女性を見ると
親近感か嬉しくなる。シオンさんはとても綺麗でリムルさんの護衛にはお似合いであった。

「はじめまして、A＝カミライです。この大森林で迷っていたところを助けていただきました。シュナさん、シオンさん、ハクロウさんこれから宜しくお願い致しますね。」

笑顔を見せながらお辞儀をする。いつだって初対面の方にはきちんとするのが礼儀だ。
ハクロウさんは、驚きながらも目にシワを寄せて笑顔でいてくれた。
前の世界のご近所さんに似ていたので、私はハクロウさんの所に遊びに行く予感がした。

「わわっすごくきれいなお方です〜、わっ私シュナと申します。こちらが、シオンです。」
「おぉ、これはこれはゴルヴェル様。わしもこの方生きて長いですが、
実物を見たのは初めてですじゃ。なんとも美しく愛らしいお姿。」

皆、この村の方々は褒め上手なのだなと感じた。あまり言われ慣れてない言葉なので、
” ありがとうございます。 ”と答えた。




少し一人で居たくて丘に歩いてきた。柔らかい色調の水色の空にうっとりしていた。
背後から一人の気配がして後ろを振り向くと見た顔が居たのだ。

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