【募集企画】東方幻想記録物語 3巻 (ページ47)

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逆らうな。抗うな。　夜音(夜闇) ページ47

魔法の森を半壊させる。

まだまだ物語は序章。幻想を崩壊させる合奏はそうそう終わらない。終わらせない。

そうしていたら数人の人間や魔法使いが私の邪魔をする。
結界を張っているであろう場所も数ヵ所出来ている。異変に気付いたであろう者による物だろう。

邪魔だ。私の足手まといになるヤツは消えてしまえ。そんなの要らない。邪魔以上の何者にもなれないのだから。
夜音もその一員だ。いつも私のやることを邪魔する。

邪魔でしかない。
逆らったところで意味なんてないでしょう？
『何かの始まり』とは『終わりの始まり』でもあるのだから。
どちらにしろいつか終わるんだ。誰も支配者がいなくなる。

そうなるのならば私がその支配者になり、全てを永遠にしてやると言ってやっているのに。何故邪魔するのか理解が出来ない。

「そこまでだ!!今すぐ退治させて貰うぜ!!…って、夜音……!?いや…夜闇……!」

夜音の知り合いだろうか。
金髪の魔女が私を見て一瞬動揺し、すぐにその目線は憎悪に変わりきつい眼光で睨み付ける。
彼女には何回か会ったことがある。
夜音とどういう関係なのかは知らないが別にどうだっていい。

「……“破壊符” “絶望ラヴァーズコンチェルト”」

紫と黒が基調とされた弾幕が華麗に舞い踊る。さっさと消えてくれ。邪魔だ。

………数が多くなってきたな…。
包囲する様に数人が私を囲む。

計画変更。
防ぎきれるかしら？まあどちらにしろ問題は無い。

「…“破壊符” “幻想よ。漆黒に染まれ”」

黒く輝く隕石が５つ、様々なところへ散りばめられる。隕石を壊したりでもしなければこの幻想卿は終わりを迎えるだろう。防ぐために弾幕をここから飛ばすだけじゃ壊すのは絶対に不可能。

「あーあ。可哀想な幻想卿。
仕方ないから私が支配する以外無いわよねぇ。」

さぁーて。どうやって皆止めるかな？
制限時間はせいぜい10分。ま、楽しませてよ。