揺るがない思い 畔 ページ43
“異変に連れてって”と言う珠城を目の前に私は何と言えば良いのだろうか。
幽々子に頼み一緒に留守番していて欲しい。
ガイトの様にはなって欲しくない。
きっと彼はどんなに釘を打っても無茶をするはずだ。
私は、妖夢を見て頼り無いかもしれないが少し微笑み、殺気を軽く出しながら珠城の事を見る。
「珠城。お前さぁ、どんだけ自分が馬鹿な事言ってんの分かってんのか?」
「そこを何とか……!お願いします!!」
珠城は頭を下げる。
「足手まといにならない。
守らなくても良い。だがら____」
珠城の言葉を遮るかの様に私は言葉を放つ。
「死にません____ねぇ?
舐めんな。危険だから止めてんだ。死者が出て、強い輩が亡くなってんだ。そんな異変にド素人を連れて行けるとでも思っているの?」
私は最後に冷たく
「勝手に殺られていろ。」
と、言った。
珠城は目を見開き此方を見る。
そんな珠城に背を向ける。
「約束して。」
声が震える。
「絶対に死ぬな。」
声が震えるのはまた隣に居た人が居なくなる恐怖だろう。
視界が少しぼやけるのも全部、珠城のせいだ。
私は隣にいる妖夢に小声で話しかける。
「私は、出来る限り彼奴を守る。」
妖夢はうつむき少し考える。
「私も出来る範囲で守ります。」
私は思った。
ガイトに頭を下げた時と今の状況が凄く似ている、と。ガイトは私を守って亡くなった。
私が未熟だったばかりに……あんな事になったんだ。
じゃあ、今成さねばならぬ事はただ一つだけだ。
_____珠城を必ず守る。
ただ、それだけだ。
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彼岸花_毒 - 更新しました。 (2019年7月16日 1時) (レス) id: ed1de518a2 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花_毒 - 臼井咲さんありがとうございます! 更新します (2019年7月15日 23時) (レス) id: ed1de518a2 (このIDを非表示/違反報告)
サナティ(プロフ) - 更新しました! (2019年7月15日 18時) (レス) id: 1a8f9f7b82 (このIDを非表示/違反報告)
サナティ(プロフ) - 更新します。 (2019年7月15日 17時) (レス) id: 1a8f9f7b82 (このIDを非表示/違反報告)
臼井咲(プロフ) - 一応お話しは作りました!後は彼岸花さんができるまで待機です! (2019年7月15日 15時) (レス) id: 505560354e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サナティ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/
作成日時:2019年6月16日 17時