55話 ページ7
外に出れば厳つい顔の男3人が私の方を見る
なんで会って間もないのにこんな守らなきゃって気持ちになってるんだろう……そうだ、フゥ太は前世の弟に似てるんだ…だからどんなに怖くても守りたいって思うんだろうね
『フゥ太はもうここにいないよ！居場所を知りたかったら私を捕まえてみなさい！』
よし言い切った!!全力で逃げるぞ!!後ろは振り返らない!!
「待て!!」
「逃げ切れると思うな!!」
『ひぃぃぃ!!!着いてくるな!!』
やっぱ無理!!でももう後には引けない!!死ぬ気で逃げる!!
色んな道を曲がったり、塀の上を走ったりして逃げ回ったおかげかなんとか奴らをまくことが出来た
『はぁ…はぁ…もういないな…これで何とかなったわ…』
綱吉達大丈夫かな…なんかこっちにいるような気がするから行ってみるか
感を頼りに道を進むとフゥ太とパンツ一丁の綱吉を発見した。そのまわりにはさっきの3人の男達が倒れていた
『あ！A姉だ!!無事だったんだね!!』
私に気づいたフゥ太と綱吉はこちらに向かってく。私も2人のところに行こうと若干駆け足になった
その時だった
『！？』
うそ！綱吉が倒した男が1人起き上がってる！2人とも気づいてない!!このままじゃ2人が!!
「さっきはツナがフゥ太を助けたからな。今度はAが2人を助けろ」
ズガンっと弾が撃たれる音が耳に響いた
その弾は私の額に命中する
今2人を守れるのは私だけ…私が2人を助けるんだ…でないと死んでも死にきれない…!!
ボウッと私の額にオレンジの炎が灯る
足に力を入れ一気に走り出す。死ぬ気になればこんなに早く走れるのか
「ええ!?Aどうした!?」
『しゃがめ綱吉』
綱吉にそう言い私は回し蹴りをする
「ぐぁ!?」
男は私の攻撃が読めなかったのか綺麗に蹴りが入った
『詰めが甘いな綱吉。最後まで油断するな』
「え!?(Aの死ぬ気モードなんかかっこいい!!服も破けてないしなんで!?)」
助けたことで気が抜けたのか直ぐに頭の炎はきえてしまった
「A姉すごい!!やっぱり2人は最強のコンビだね!!」
まあ、ボスのことを陰ながら守る役目として生きていくのはありかもな
試しにコンビ組んでみるかな。綱吉がボスで私がその補佐ってことだけどね
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 118人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：凛蓮 | 作成日時：2019年11月8日 0時
