【REBORN】能ある鷹は爪を隠す 2 (ページ3)

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51話ページ3

『まったく、綱吉はほんとドジなんだから…』

骨折して入院することになった綱吉の着替えや病院生活で必要なものをカバンに詰めながら文句をつぶやいた

『よし、荷物詰め終わったし行きますか。ランボ、イーピン！行くよー』

「ランボさんツナのお見舞いに行ってやるんだ！これツナにやる！」

ランボは頭から手榴弾を取り出した

『そんな物騒なもの渡すなよ!!…ったく、ほら行くよ』

ランボとイーピンを連れて病院へ向かった

～病院～

『すいません…沢田綱吉がどこに入院してるか教えて貰えませんか？』

「4階の407号室です」

『ありがとうございます』

長かった…ようやく着いた……

途中でランボがおもちゃ屋さん行きたいとかアイスクリーム食べたいとか抱っこしろおんぶしろ肩車しろって言ってきてもうクタクタだよ…

喉乾いた…ジュース買ってこ。せっかくだから綱吉にもなん買っていくか。ランボいたら騒がしそうだから先に行かせるかな。イーピンもついてるし大丈夫でしょう

『2人とも先に行ってて。私ちょっと寄るところあるからさ』

「『はーい！』」

返事だけは良いんだよなー…

何飲もうかなー。お茶でいいかな。綱吉はコーラ、イーピンはオレンジジュース、ランボはメロンソーダでいいか

それぞれの飲み物を買うが誤ってお茶のボタンを2度押してしまったのでお茶だけ2本でてきた

まあ、いいかー

『綱吉ー、荷物届けに来たよ…っ!!!?なんでこんな怪我増えてんの!?大丈夫!!!?』

綱吉は何故か朝よりもボロボロになっていた

「彼はゲームに負けたから咬み殺したんだ」

『ひ、雲雀さん!?なんで病院に!!!?』

「風邪をこじらせてね。退屈しのぎにゲームをしてたんだ。相部屋になった人に参加してもらっててね、僕が寝てる間に物音立てたら咬み殺すってルールで」

な、なるほど…なんとも理不尽なゲームで…

とにかく綱吉を何とかしないと!!

「医者は呼んでおいたから放置してて大丈夫だよ。そんなことより、今度は君が相手してよ」

雲雀さんは私に向けてトンファーを振り下ろす

『ひぃ!!』

私はなんとかカバンでトンファーを防いだ

『今日のところはこれで勘弁してください！』

私は雲雀さんにお茶を投げ渡し急いで病室を出た

「お茶……ふん、次は咬み殺す…」

ごめんね綱吉！荷物は新しい病室に運んどくから！