【REBORN】能ある鷹は爪を隠す 2 (ページ14)

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62話ページ14

「安心してください！何が来てもオレがこの改造されたニューダイナマイトで10代目とAさんのことを護りますから！」

『獄寺君…！ありがとう！」』

綱吉はいい友達を持ったね。命をかけて護ってくれる人なんてなかなかいないよ。冬美だったらむしろ私を盾にするんだろうな…

「さっそくこのニューダイナマイトを10代目に見せてきますね！」

獄寺君はそう言って私の部屋から出ていった

さてと、そろそろ小学生の時の作文を探さないとな

私は部屋に拡がった武器を避けながら前に進む

「リボーン様、死ぬ気弾の改造終わりました！」

「どれ、試し撃ちしてみるか」

リボーンは私に銃を向ける

『なっ!!?ちょ、何向けてんの!!?』

「どれだけ良くなったか知りたくてな」

そんなことを知るために撃たれるのなんて絶対嫌だよ…！！

『……私で試すより綱吉で試した方が効果わかりやすいんじゃない？…ほら、綱吉の死ぬ気激しいし…』

「…一理あるな。よし、いっちょやってくるか」

リボーンは綱吉の所に行った

『せ、セーフ……』

絶対に撃たれたくないよ…すまん綱吉

「それにしてもリボーン様の武器は改造しがいがありますね。まだまだ沢山ありますし」

『人の部屋で勝手に改造しないでほしいんだけどな……えーと、作文はたしか一番下の引出しに閉まったような気がするな』

あったあった。1～6年まで全部ある。変なの持ってって冬美に笑われたら嫌だから軽く目を通しておくか。

『1年のがアイスクリーム屋さんになりたい、2年は綱吉の助けになりたい、3年は世界中を旅したい、4年も同じだ…5年も6年も』

あの頃から変わってないのかー。内容似てるし1～3年のやつ持っていくか

部屋に知らない人残していくの嫌だけどあまり遅くなるのも2人に悪いしな…

『ジャンニーニさん、私の部屋壊さないようにしてくださいね』

「承知しました！行ってらっしゃいませ」

大丈夫かな…一応綱吉に声掛けてから出かけよう

階段を降りる時に怒った顔した獄寺君とリボーンにすれ違う。どうしたんだろう？

『綱吉ー。私冬美達のとこで宿題やるから』

「おー」

家を出る時に何か激しく争った音が私の部屋から聞こえたのは気のせいだと思いたい……