【REBORN】能ある鷹は爪を隠す 2 (ページ24)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:37,229 hit

72話ページ24

嫌な予感がしたので私は冬美の手を掴み真白から距離をとる

その数秒後だった

ビキビキビキッ

私たちがいたところに氷の塊ができる

「やっぱり君は勘がいいね」

『なっ…』

「ありえないって…」

なにこれ!?綱吉の零地点突破みたいな感じか?!

「こんなんで驚いてたらダメだよ」

真白は右手に力を込め氷を生成する

「んー、こんなものかな」

完成したのは氷で出来た槍だった

これは…かなり不味い状況だな…いったん逃げるか

『冬美…逃げるよ』

「くぅぅ…仕方ないか」

私は冬美にサングラスを渡す

『せっかく槍を作ってくれたところ申し訳ないけど…また今度にしましょうか』

私は閃光弾を投げつける

「くっ」

よし今のうちだ！

冬美と一緒にこの場を離れる。2人で全力で走り去った

「はぁ…はぁ…ここまで来れば大丈夫でしょ…」

『そうだね…』

疲れきってその場にへたり込んでしまう。もう動きたくないよ…

「てか、よく閃光弾なんか持ってるね…」

『リボーンにもらったんだ』

休んでいると近くから人の声が聞こえた

「なんかこの声獄寺君ぽくない？見に行ってみようよ」

『元気だな…まあ、いいけど』

立ち上がり声のする方へ向かう

黒曜ランドに来てるってことは犬と対戦中か？それともM・M？鳥飼ってるやつもいたよなー。名前忘れたけど

「ええ！何でここにAと冬美ちゃんが！！？」

綱吉はこちらに気づき、私たちが来ていたことに驚く

声のするところには綱吉、獄寺君、山本君、リボーンがいた。獄寺君の足元で泡吹いて倒れてる黒曜中の制服を着たおじさんもいた。

ちょうど倒し終わった所なのかな

「もしかしてAさんも骸を倒しに来たんですか？」

「兄貴の敵討ちに付き合ってもらってたんだよ。私一人じゃ倒せないだろうからね！」

「んな!? てめぇ Aさんの手を煩わせてんじゃねーよ！！」

こんな時に言い争わないでよ！

『落ち着いてよ獄寺君！冬美は1度言い出したら何をしても実行しようとするから…止めても無駄だって思ったから着いてきたんだよ』

「いい判断だな。冬美だけだったら今頃どうなってたか分からなかったぞ」

リボーンが私の肩に乗り今まで起きた出来事を説明し始めた