人形が二個 ページ3
芥川さんと敦さんに着替えを手伝ってもらい、後は髪を結い、化粧をするだけ。
因みに、2人はもう部屋から出て行った。
そして、これでも私は一応花魁。
重苦しい着物を着なければならないし、ジャラジャラした簪をつけなければならないし、厚い化粧もしなければならない。
貴『正直、嫌なんだけどなぁ…』
三面鏡の前に座り乍、そんな事をぼやいていた。
澁「何が嫌なんだ?」
そう云い乍部屋に入ってきたのは、髪結い担当の澁澤さんである。
貴『あ、澁澤さん!おはようございます。
あ、嫌っていうのはですね重い着物とかジャラジャラした簪とか付けたりするのは嫌ってことで…』
澁「嗚呼、それに関しては私も同感だな。
Aは着飾らなくても、化粧をしなくても十分美しいからな。」
素敵な言葉を掛けてくれながら、澁澤さんは手際よく髪を結い始めた。
・
髪を結ってもらっている時、澁澤さんとは沢山の話をする。
昨日あったことや、芥川さん達の話。
澁澤さんはそれを嫌な顔せずに聞いてくれるので、とても嬉しい。
・
まるで、優しいお父さんの様だ。
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のぶめ(プロフ) - 歌編さん» あぁ!!すみませんっ! ものっそい放置しておりましたぁぁ!! 歌編さまのおかげでやる気が出ました! 更新頑張ります! (2019年11月27日 18時) (レス) id: fc443b9aa7 (このIDを非表示/違反報告)
歌編 - 更新止まってます!面白いので戻ってきてください!! (2019年11月25日 20時) (レス) id: b72e644e8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のぶめ x他1人 | 作成日時:2019年4月25日 20時