40.花火大会 ページ40
｢遅くなってごめんなさいっ。｣
Aちゃんの友達が言った。
「奈菜美ちゃん、浴衣美人！」
「綺麗だね。」
と褒めるキイチとPさん。
隣にいるAちゃんをチラッと見ると、
なんか、少し、
悲しそうな表情をしていた。
「花火までまだ時間あるから、屋台見て回ろ。」
と、Pさんが言った。
するとすぐ、
「トミーさん何食べたいですか？」
と、近づいてくるAちゃんの友達。
「焼きそば食いてー。」
屋台の焼きそばを見て、そう呟いた。
「焼きそばいいですね♪食べましょ♪」
と言い、俺の腕を掴んで、
焼きそばの屋台に連れていかれた。
焼きそばを買って、
皆の元へ戻る時、
Aちゃんと一瞬目が合ったけど、
すぐに逸らされた。
「Aは何食べたい？」
とPさんがAちゃんに尋ねて、
『たこ焼き...。』
「買ってくるね。」
と言い、Pさんはたこ焼きを買いに行った。
それぞれ食べ物を買って、
空いてるベンチに座り食べた。
食べ終わり、また屋台を見回った。
『あ、金魚すくい...。』
Aちゃんは、
金魚すくいの屋台の前で立ち止まった。
｢やる？｣
Pさんがそう聞くと、
『やる。』
と答えるAちゃん。
「僕もやろー。」
と、キイチが言った。
楽しそうに金魚すくいしてるAちゃん。
つーか、夢中になり過ぎて、
袖、濡れてるの気づいてない。笑
Aちゃんの隣に屈み、
「浴衣の袖、水に入って、濡れてる。」
浴衣の袖を軽く持ち上げた。
「袖ビチャビチャじゃん。」
袖を軽く絞った。
『...あ、ごめんなさいっ。』
一瞬間が空いてから、
謝るAちゃん。
「A、夢中になり過ぎィー」
と言うPさん。
そのやり取りを遮るように
「ねぇ、私あれやりたい。」
と、Aちゃんの友達が言って、
ヨーヨーすくいを指さし、
俺の腕を掴んで、連れていかれた。
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渚(プロフ) - キョロさん» ありがとうございます♪いつか書けるように頑張ります！！ (2018年9月24日 12時) (
レス) id: 014937c44e (このIDを非表示/違反報告)
キョロ(プロフ) - シリーズ全部読んでました！トミー視点でのお話も素敵ですね！いつか2人がお付き合いしてからのお話も読んでみたいです！ (2018年9月22日 23時) (レス) id: 30fe219f04 (このIDを非表示/違反報告)
渚(プロフ) - 知乃さん» ありがとうございます(^-^)兄の先輩では明かされなかった部分を明かしていこうと思います♪もっと楽しんで貰えるように頑張ります！ (2018年9月18日 4時) (レス) id: 158910ed9d (このIDを非表示/違反報告)
渚(プロフ) - 優さん» コメントありがとうございます♪更新頑張ります！！ (2018年9月18日 4時) (レス) id: 158910ed9d (このIDを非表示/違反報告)
知乃 - あのシーンはどーゆー展開でああなったんだろって思うところとか沢山あったのでトミー視点で知れてよかったです！！！渚さんの作品すごく面白くてもう既に投票してあるのに、ついつい更新される度に押しちゃうんですよね汗笑笑次の更新も楽しみにしてますっ！！ (2018年9月18日 1時) (レス) id: 713d1b935d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：渚 | 作成日時：2018年8月28日 20時
