後輩の妹 (水溜りボンド・トミー)

39.花火大会 ページ39

AちゃんとAちゃんの友達とは、


現地集合だったので、


集合場所で3人で待っていると、


『...お待たせしました。』


Aちゃんがやって来た。





...浴衣姿、


可愛い...//





胸がキュッと締め付けられた。





「浴衣いいじゃん。可愛いね。」


とPさんが言った。


「浴衣似合うね。」


と、キイチも言った。


「...。」





俺は...


少し...


いや、結構、


恥ずかしくて、まともに顔も見れねぇ...





｢あっ、奈菜美ちゃん来ましたよ。｣


遠くから手を振るAちゃんの友達を、


見つけたキイチが、そっちに向かって行く。





Pさんが一瞬、俺の方をチラッと見てから、


Pさんもキイチの後に続いた。


Aちゃんも2人の後に続こうとした。





「Aちゃん。｣


俺の声に、振り返るAちゃん。


「やっぱ、その浴衣似合ってんな。可愛い。」


俺は目を逸らさず、


少しニヤついちゃってたかもしれねぇけど、


Aちゃんの目を見て言った。





言ったあとに、


すげぇ恥ずかしくなって、


キイチ達の後を追った。

40.花火大会→←38.花火大会

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す