後輩の妹 (水溜りボンド・トミー)

15.料理 ページ15

カンタとPさんとキイチとまんずと


俺の5人で外で撮影をした。





撮影終わり、


Pさんとキイチとまんずと俺の4人は


そのまま夜飯を食いに行くことにしたが、


カンタは編集やるからと、


1人家に帰っていった。





「カンタさん、本当にご飯誘ってもこないですね。」


キイチが呟く。






「何、食いてぇ？」





その後どこに食べに行くか決めて、


夜飯食ってから俺たち4人は帰宅した。





「ただいまー。」


リビングに行くと誰もいなかった。





Aちゃん、もう寝ちゃったかな？





ちょうどカンタが飲み物を取りに


リビングに降りてきて、






「あ、おかえり。」


と言う。





そんなカンタに俺が、


「カンタ、飯食った？」


と聞くと、


「うん。」


と答えるカンタ。





「今日も、コンビニ飯？」


「いや、違う。」


否定するカンタ。





「何食ったの？」


「Aちゃんの手料理。」





はぁ！？


Aちゃんの手料理！？





カンタの答えに少し動揺してしまう。





「えー！！カンタさんずるいっす！」


と、キイチが言った。





「いやさ、コンビニにご飯買いに行こうとしたら、Aちゃん料理してて、作りすぎたからって。」


何故かそわそわして答えるカンタ。





ずりぃ。





嫉妬するわ。





「美味しかったですか？」


と聞くまんず。





「めっちゃ美味しかった。」


それに答えるカンタ。





「良かったな。」


俺はそう言った。





たぶん笑えてなかったと思う。





「カンタくんがめっちゃ美味しかったって言ってたの、Aに教えてあげよ。」


Pさんが言う。




...俺も食いてぇ...


Aちゃんの手料理...。

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