14.罰ゲーム ページ14
商品を選びながらAちゃんは、
『キイチさん飲み物何系が好きなんだろう。』
『キイチさん炭酸ですかね。』
『無難にお茶の方がキイチさんすきだったりしますかね。』
『キイチさんは甘い系としょっぱい系どっちですかねぇ。』
『あ、これキイチさん好きそう！！』
...まぁ、キイチの物を買いに来たから
仕方ないんだけど、
キイチキイチって連呼し過ぎてて、
なんか...うーん。
「はぁ...」
自然とため息が出ていた。
俺のため息が聞こえたみたいで、
Aちゃんがこっちを見てくるので、
「キイチ、甘いもの好きだよ。」
と教えてあげた。
それを聞いて、
甘いチョコレートのお菓子を
いくつかカゴに入れるAちゃん。
『ありがとうございます。』
そして、可愛い笑顔でお礼を言われ、
「あぁ。」
なんかモヤモヤして、
少し素っ気ない感じで返事して、
別のコーナーへ行く。
...俺、嫉妬してんな。
Aちゃんがいないところで
心を落ち着かせていると、
『あのー。トミーさん、なんか怒ってますか？』
Aちゃんがついてきて、言われた。
別に怒ってねぇーんだけどな...
『怒らせちゃってたらごめんなさいっ...。』
謝り出すAちゃん。
俺の態度が悪かったな...
「いや、ごめん、謝らないで。ただちょっと嫉妬しただけ。」
気をつけないと...
...ん？俺今、嫉妬しただけ。って言った？
『...嫉妬？』
Aちゃんが俺が言った言葉を繰り返す。
やべぇ...俺無意識に発言してたわ...//
恥ずかしくなり、
Aちゃんの言葉を聞こえてないふりして、
「よし、レジ行くぞ。」
と言ってレジに向かおうとしたら、
『トミーさん、待ってください。トミーさん買いたいものあったんじゃなかったでしたっけ？それと、お金おろすって...。』
あーそうだったな...
んーもういいや。
俺は立ち止まりAちゃんを見て、
「あー、あれは嘘。嘘って言うか、買い物に付き合う理由付けかな。だから気にすんな。」
正直に理由を話し、
改めてレジに向かった。
Aちゃんはそれを聞いて、
何か考えている様子だったけど、
すぐに俺のあとについてきた。
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渚(プロフ) - キョロさん» ありがとうございます♪いつか書けるように頑張ります！！ (2018年9月24日 12時) (
レス) id: 014937c44e (このIDを非表示/違反報告)
キョロ(プロフ) - シリーズ全部読んでました！トミー視点でのお話も素敵ですね！いつか2人がお付き合いしてからのお話も読んでみたいです！ (2018年9月22日 23時) (レス) id: 30fe219f04 (このIDを非表示/違反報告)
渚(プロフ) - 知乃さん» ありがとうございます(^-^)兄の先輩では明かされなかった部分を明かしていこうと思います♪もっと楽しんで貰えるように頑張ります！ (2018年9月18日 4時) (レス) id: 158910ed9d (このIDを非表示/違反報告)
渚(プロフ) - 優さん» コメントありがとうございます♪更新頑張ります！！ (2018年9月18日 4時) (レス) id: 158910ed9d (このIDを非表示/違反報告)
知乃 - あのシーンはどーゆー展開でああなったんだろって思うところとか沢山あったのでトミー視点で知れてよかったです！！！渚さんの作品すごく面白くてもう既に投票してあるのに、ついつい更新される度に押しちゃうんですよね汗笑笑次の更新も楽しみにしてますっ！！ (2018年9月18日 1時) (レス) id: 713d1b935d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：渚 | 作成日時：2018年8月28日 20時
