7.ライオンのブランケット ページ7
日常の編集も終わって、
リビングに行くと
Pさんから富士サファリパークのお土産で貰った、
ライオンのブランケットを
Aちゃんが被っている。
「あっ、」
『あ、トミーさん。』
俺を見た瞬間、
ソワソワし出すAちゃん。
俺がAちゃんの頭をポンポンした日から、
話しかければ話してくれるけど、
なんか少し挙動不審で、
目も合わせてくれなくなった。
...嫌われてる？
でも話しかけたら、
ニコニコ笑って答えてくれるし...
挙動不審だけど。
俺に頭ポンポンされるの嫌だったかな...。
そんなことを考えながら、
ここ何日か過ごしていた。
で、今も挙動不審にソワソワしてるAちゃんが目の前に...。
「そのライオン俺の。」
ライオンのブランケットを被っているのに、
Aちゃんが被ると全然強そうに見えない。
つーか...
可愛い。
『えっ...//...あっ、トミーさんのだったのですね。ごめんなさいっ、勝手に被ってしまって//』
俺は被るな、とは言ってないのに、
ライオンのブランケットを取ろうとするAちゃん。
可愛いから被っててほしいなんて思ってたら、
「や、いいよ。可愛いから、被っときな。」
ストレートに言葉が出ていた。
Aちゃんは、俺の言葉を聞いて取るのをやめたが、
少し顔を赤らめて言った。
『カンタさん襲ってきます。』
リビングを出ようとするAちゃんの手を、
無意識に掴んでいた。
自分でもびっくりした。
Pさんとキイチは俺より先に見てたけど、
こんな可愛いAちゃんの姿、
他のやつに見せたくないって思ってしまって、
気づけばAちゃんの手を掴んでいた。
「...カンタ今、編集してるから、」
そしてすぐ、
掴んだ手を離した。
「それに、さすがにカンタもお前みたいなライオンに襲われねーよ。」
照れ隠しなのか自然とAちゃんのことを
お前と、呼んでいた。
『...えへへ、そうですよね。』
笑って答えるAちゃん。
ほんのり頬を赤くして、
恥ずかしそうにしながら笑う。
そんなAちゃんの笑顔を見ていると、
胸がキュッとなった。
...やべぇ、
俺、Aちゃんの事
好きかも...。
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渚(プロフ) - キョロさん» ありがとうございます♪いつか書けるように頑張ります！！ (2018年9月24日 12時) (
レス) id: 014937c44e (このIDを非表示/違反報告)
キョロ(プロフ) - シリーズ全部読んでました！トミー視点でのお話も素敵ですね！いつか2人がお付き合いしてからのお話も読んでみたいです！ (2018年9月22日 23時) (レス) id: 30fe219f04 (このIDを非表示/違反報告)
渚(プロフ) - 知乃さん» ありがとうございます(^-^)兄の先輩では明かされなかった部分を明かしていこうと思います♪もっと楽しんで貰えるように頑張ります！ (2018年9月18日 4時) (レス) id: 158910ed9d (このIDを非表示/違反報告)
渚(プロフ) - 優さん» コメントありがとうございます♪更新頑張ります！！ (2018年9月18日 4時) (レス) id: 158910ed9d (このIDを非表示/違反報告)
知乃 - あのシーンはどーゆー展開でああなったんだろって思うところとか沢山あったのでトミー視点で知れてよかったです！！！渚さんの作品すごく面白くてもう既に投票してあるのに、ついつい更新される度に押しちゃうんですよね汗笑笑次の更新も楽しみにしてますっ！！ (2018年9月18日 1時) (レス) id: 713d1b935d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：渚 | 作成日時：2018年8月28日 20時
