接客向き ページ2
「いらっしゃいませ。」
『いらっしゃいませ。』
お店の扉が開く音と、同時に
お客様が店内に入ってきたので、
先輩方に続いた。
「アイスコーヒーと ──。」
お客様は、
少しメニューと睨めっこして、
注文した。
『かしこまりました。合計で ──円でございます。』
私はそう伝えると、
お客様から1,500円を受け取り、
お会計をし、お釣りを渡した。
『お待たせ致しました。』
私は、お客様が頼んだ物を
トレイに乗せた。
お客様は受け取ると、
空いている席に座った。
「大崎ちゃん、レジも もう完璧だね。」
後ろで確認してくれていた
秋吉先輩が、言った。
『本当ですか?ありがとうございます。』
私は、秋吉先輩の言葉に嬉しくなり、
自然と笑みが零れていた。
「大崎は、笑顔も良いから、接客向きだよな。」
秋吉先輩と、私のやりとりを見ていた
矢野先輩が、言った。
『嬉しいです。』
矢野先輩は、男性の方で、
結構ベテランな社員の方。
「うーん。てか、普通に可愛い。」
矢野先輩は、
思ったことをストレートに言う性格だと、
秋吉先輩が、言っていた。
『もう、からかわないでくださいよ。』
お世辞なのか分からないけれど、
矢野先輩には、
何回か、可愛いと褒められたことがある。
「矢野先輩は、すぐ新入りちゃん、からかい出すから気をつけてね。」
秋吉先輩は笑いながら言った。
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作者名:渚 | 作成日時:2018年12月18日 0時