新手の略奪 ページ48
「サッカー部！お前たちがいるとろくなことが無い！この場で私が鍛えなおしてやる！」
「…………！！」
「止めるな本多！世の乙女のために乙女の敵であるサッカー部……いや、いずれは武田先生を討つ！」
「…………！！」
「何？私の顔に傷が付くのは勿体ない、だと？ばっ、ばっ……馬鹿！唐変木！は、恥知らず！」
「！？！？」
私怨を募らせていた直虎は忠勝の不意打ち的な言動で恥ずかしさのあまり顔が赤らみ、忠勝はそんな直虎の反応に戸惑いオロオロとしている。
「(直虎ちゃん、本多先輩が言ってること分かるんだ……)」
ただ傍観しているだけでも視覚情報がたくさん入ってくる中、吹き飛ばされた誰かがAの目の前を横切った。
その人物は大きな音と共に廊下の壁と派手に激突し、痛みで顔を歪ませている。
「いってー！背中打った！」
「左近！大丈夫！？」
心配したAが思わず駆け寄ろうとするが、突然慶次と共にいた鶴姫が悲鳴を上げた。
「Aちゃん危ない！」
反射的に鶴姫の方を振り返ろうとする。
その途中、自分の方に野球ボールが飛んできていることに気がついた。
本能的に危険と察知した身体はすぐに身を守ろうと腕を出す。
しかし次の瞬間、ボールはAの目の前で綺麗に一刀両断され、奇跡的にも当たることは無かった。
恐る恐る顔を上げる。
視界には見知った背中が立っていた。
「……み、みつな＿＿」
「おのれ！わざとAに傷を負わせて責任を取るつもりか！そのような新手の略奪を私は許可しない！」
言うまでもなくいつも通りである。
ちなみに三成が真っ二つにした野球ボールの破片は二つとも大友宗麟率いるザビー教に振り回されてここまで来た黒田官兵衛に直撃した。
人知れず静かに鈍い音が響く。
「なぜじゃぁあああああ！」
断末魔と共に倒れた官兵衛は、先程サッカーボールが直撃した長政と一緒に保健室行きとなった。
お説教の時間→←「BASARA学園」と書いて「カオス」と読む
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三楓(プロフ) - 紫月姫さん» コメントありがとうございます！色々重なってバタバタしていましたが最近はだいぶ落ち着いてきました。以前の更新形態に戻れるよう少しづつではありますが精進します(*´∀｀*) (2020年7月6日 14時) (
レス) id: fa2fc96bb4 (このIDを非表示/違反報告)
三楓(プロフ) - シナシグさん» ありがとうございますm(__)m無理しない程度に頑張ります！ (2020年7月6日 14時) (レス) id: fa2fc96bb4 (このIDを非表示/違反報告)
紫月姫(プロフ) - お知らせ&このコメ見ました。お悔やみ申し上げます。無理せず落ち着いてからで構いませんよ？(*^^*)その間に色んな三成さまを拝みに行ってきます！変なコメントで失礼致しました！ (2020年7月3日 21時) (レス) id: 9da1b7754e (このIDを非表示/違反報告)
シナシグ(プロフ) - 三楓さん» そうだったのですね...お悔やみ申し上げます。気落ちすると色々マイナスに考えがちになってしまうので無理せず自分の好きな事をしたりしてリフレッシュしながら頑張って下さい！一読者ですが応援してます！(っ`･ω･´)っﾌﾚｰﾌﾚｰ!!! (2020年7月1日 22時) (レス) id: 63a06f166a (このIDを非表示/違反報告)
三楓(プロフ) - シナシグさん» コメントありがとうございます！実は最近身内の不幸がありまして慌ただしくしておりました。ようやく少し落ち着き、これから心の整理のためにも物語を書きたいと思います(*´∀｀*) (2020年7月1日 3時) (レス) id: ed4329dbeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三楓 | 作成日時：2020年5月21日 0時
