漢たちの仁義３ ページ38
「しかし政宗様、一体何を以て勝敗をお決めになるのですか？」
「俺も鬼じゃねぇ。もちろん野球やサッカー以外のもので勝敗を決める。そうだな、なんかあるか？真田」
「ふむ、やはりここは拳で」
そう呟きながら拳を構える幸村に対して佐助が彼を制する。
「もっと平和的なものにしよう旦那！」
「ではこれはどうだ？」
話を進めたのは生徒会側の吉継だ。
彼はポケットから鈍色に光る鍵を取り出し、それを一同に見せた。
「校舎内にこの鍵を隠し、それを見つけた方が勝ち。容易かろう？」
「なるほど、宝探しでござるな」
「Ha!面白そうじゃねぇか」
「ちょっと待った。だったら公正に行うために第三者に隠してもらうことを条件につけてほしいな。アンタらが隠せば隠し所を仲間にバラすかもしれないって疑っちゃうし」
佐助の鋭い指摘に、左近がむっと口を尖らせる。
「そんなイカサマするわけないっしょ。ね、刑部さん」
「……シンガイよなぁ？」
若干間があったが、偶然近くを通りかかった前田慶次に訳を説明し、校舎内に鍵を隠してもらうことにした。
また、三成たちが三人いるのに対し、政宗たちは大勢いるため参加者を政宗、幸村、小十郎、佐助に絞り、三成たちは慶次以外であと一人追加してもよいということも定めた。
隠し終わった慶次が戻ってきたのを合図に漢たちの運命をかけた仁義なき戦い(宝探し)が開戦した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 61人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
三楓(プロフ) - 紫月姫さん» コメントありがとうございます！色々重なってバタバタしていましたが最近はだいぶ落ち着いてきました。以前の更新形態に戻れるよう少しづつではありますが精進します(*´∀｀*) (2020年7月6日 14時) (
レス) id: fa2fc96bb4 (このIDを非表示/違反報告)
三楓(プロフ) - シナシグさん» ありがとうございますm(__)m無理しない程度に頑張ります！ (2020年7月6日 14時) (レス) id: fa2fc96bb4 (このIDを非表示/違反報告)
紫月姫(プロフ) - お知らせ&このコメ見ました。お悔やみ申し上げます。無理せず落ち着いてからで構いませんよ？(*^^*)その間に色んな三成さまを拝みに行ってきます！変なコメントで失礼致しました！ (2020年7月3日 21時) (レス) id: 9da1b7754e (このIDを非表示/違反報告)
シナシグ(プロフ) - 三楓さん» そうだったのですね...お悔やみ申し上げます。気落ちすると色々マイナスに考えがちになってしまうので無理せず自分の好きな事をしたりしてリフレッシュしながら頑張って下さい！一読者ですが応援してます！(っ`･ω･´)っﾌﾚｰﾌﾚｰ!!! (2020年7月1日 22時) (レス) id: 63a06f166a (このIDを非表示/違反報告)
三楓(プロフ) - シナシグさん» コメントありがとうございます！実は最近身内の不幸がありまして慌ただしくしておりました。ようやく少し落ち着き、これから心の整理のためにも物語を書きたいと思います(*´∀｀*) (2020年7月1日 3時) (レス) id: ed4329dbeb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：三楓 | 作成日時：2020年5月21日 0時
