灰谷兄弟の溺愛されている妹は三ツ谷の元カノ［東リべ］

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蘭は部屋で作業するため私は一足先にリビングへいった。




竜「A…またアザ増えて。兄ちゃんに何された」




「首締められただけ」




竜「だけって…」




「いつも殴られたりしてるから、大丈夫」




竜「なんで逃げねぇの」




「蘭は私が逃げてもどうせ戻しに来ると思う」




竜「まぁ、それもそうだな…手当するからとりあえずそこ座って」




私はソファーに座り竜胆の手当を受けた
何度も手当をしているため手馴れた手つきで進める




「…ねぇ、竜胆」




竜「あ？」




「蘭には言わないで欲しぃ。」




竜胆は手を止めて私の顔をじっとみた
私は小さめな声で




「まだ、隆が好きなの」




竜「…知ってるよ、兄ちゃんがいるから付き合ってられねぇんだろ」




「隆にも迷惑かけちゃうから、」




竜「まぁそうだな、兄ちゃんならその男殺すな」




「わかってる。」




蘭は自分のものにするなら手段を選ばない。
小学生の頃も私に近づく男は1人ずつ殴っては病院送りにしていた。
隆も不良とはいえ蘭のずるさには勝てないと思った




竜「はい。とりあえず飯用意してあるから」




「ありがとう」

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