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『あの、これどうかな?』




どちらも話しかけず、重い空気の中やっとのこと口に出した。

幸くんにつくって貰ったワンピース。





真「…似合ってる」


『ほんと!?』


真「ほんと」





口下手だけど、褒めてくれてるってことで良いんだよね?

お姉ちゃん以外には扱いが雑だから、どうでもいいとか言われたらどうしようかと思ってたけど、嬉しい。





『どこか雑貨屋さん行きたいな!』





そうして、今日の本題へ。

訪れたのは、少し奥まったところにある雑貨屋さん。





お姉ちゃんはどちらかと言えば大人っぽいものが好き。





一番最初に目にはいった水色のブレスレットを買うことにした。





『真澄くんは何買うの?』





"…これ"と見せてきたものは、カレー柄のクッション。

よくこんなのあったな。確かに、お姉ちゃんだったらすごく喜びそうだけど。





お店のひとにラッピングをお願いして、外へ出ると視界の右側に教会が見えた。

さっきは気づかなかったのに。





『こんなところに教会があるんだ…ねぇ、行ってみてもいい?』


真「…わかった」


『ほんと?真澄くんならてっきりめんどくさいとか言うかと思ったよ』


真「監督との未来の為に下見…」


『ブレないね…』





やっぱり、真澄くんはどこに行ってもお姉ちゃんのことばかり。

仕方ないんだけどね。





中に入ると、女の子なら一度は憧れるであろう風景。

数段上がった先に花嫁さん達が将来を誓う場所がある。





理由はどうあれ、真澄くんとここに来れたことが嬉しい。

なんて、浮かれながら真澄くんを見ていると





真「…なんか暗くない?」


『へ?』




辺りを見渡すと、確かに入ってきたときとは違って薄暗くなっていた。

窓の外を覗くと、一瞬光ったと思ったら大きな音が響いた。





『…雷?』





天気予報では晴れだって言ってたのに。

外は大雨だ。





真「すぐ止む」


『…そうだよね!それまでここで雨宿りだね』


真「うん」





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Eva - 続きが気になります!楽しみに待ってます! (2019年10月7日 0時) (レス) id: a1f2b3bb01 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:咲那 | 作成日時:2019年9月7日 22時

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