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「ねぇヤキモチしか妬かないんだけど！」
波打ち際で咲良と写真を撮りながら私はずっとモヤモヤしてた。
好きな人がほぼ裸の状態で他の女と密着して楽しそうにしてるんだよ？気狂うわ。
「ホークスに会いたい」
「会ったやろ。ハイちーず」
ピコンと咲良にカメラを向けられて慣れたように顔つくってピースする。
はぁ…私もホークスと写真撮りたいなぁ
何枚か撮り終えて、やっと浮き輪を装備して海に入った。
冷たい海水にはしゃぎながら足のつかない場所まで流れてぷかぷか浮かぶ。
ひんやりして気持ちいい。モヤモヤした気持ちも少しは紛れてくれる。
何も考えずに水平線を眺めていると、咲良がそういえばと口を開いた。
「花火大会男子もくるらしい」
「そうなんだ！クラスのみんなで行くって青春みたいで楽しそうだよね。カップルできそう」
「確実にできるね。高橋と茉莉奈とか」
「あそこ来るんだ！絶対付き合うでしょ！」
なんてガールズトークしていると、どこからか子どもの声が聞こえた。
途切れ途切れに聞こえてくるそれは苦しそうで、溺れているのかと必死に辺りを見渡す。
するとだいぶ沖の方まで流されてしまっている子どもを見つけた。
「咲良！子ども溺れてる！」
「えっ、うわ！どうする？！」
「助けに行く！」
浮き輪を持って急いで子どもの方に泳ぐ。
どうやら離岸流が発生しやすい場所だったらしい。なかなか距離が縮まらないのを必死で足をバタつかせスピードを出す。
やっと子どもの手を取り引き寄せる。男の子だったその子は死に物狂いで私に縋りついた。
「はぁっ…大丈夫？！」
「お、おねぃちゃ…！」
「よく頑張ったね、もう大丈夫だから！」
そう言って浮き輪を子どもに被せ、海岸に向かって泳ぎ始める。
…ヤバい。結構な距離を全力で泳いだせいで脚が疲れてる
そう思った瞬間、脚に激しい痛みが走った。
「っい…！」
「お姉ちゃん？！」
脚つった…！
咄嗟に浮き輪から手を離してしまった。男の子が必死に手を伸ばしてくるけど届かない。
動かない脚を庇って腕を動かし必死に水面に浮く。
すると後ろからザプンと波に襲われ海水を飲み込んでしまい咽せる。
うまく呼吸できず、次第に身体が重くなり沈んでいく感覚に恐怖を覚えた。
ゴポゴポと水中に落ちた後、水面に手を伸ばす
助けて……ホークス
もう何も見えなくなって、私は意識を手放した。
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sana＊(プロフ) - 悠さん» ありがとうございます！😳💕私もホークス夢の少なさに物足りなさを感じて自分で書き始めたので😂最近私も更新が遅れておりますのでゆっくりお読みください🥺🙏✨ (2022年9月9日 19時) (
レス) id: 35c21c90ed (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - ホークス夢あんまり見かけなかったので嬉しいです。まだ他の作品含め途中までしか読めてませんが、ゆっくり読みます。 (2022年9月7日 12時) (レス) id: 711f276c56 (このIDを非表示/違反報告)
sana＊(プロフ) - うみうしさん» 初めましてうみうしさん！コメントありがとうございますー！！わぁ嬉しい\(//∇//)\series＊2の方も頑張って更新していきまぁす！！ (2021年8月24日 1時) (レス) id: 35c21c90ed (このIDを非表示/違反報告)
うみうし - はじめまして！！も、もう心臓がもちませんよ、、、ドッキドキします！！！大好きですー！！！ (2021年8月23日 21時) (レス) id: fffe7db0be (このIDを非表示/違反報告)
sana＊(プロフ) - 泣き虫＊しずくさん» ｸﾞｧｰｰｰｰｯ！うまい！！笑 やっとデレはじめましたよぉおっそい！！笑 もうめっちゃ嬉しいお言葉ですありがとうございます…！私もいつも応援してくれるしずくさんのこと愛してますぅ(//∇//) (2021年7月10日 15時) (レス) id: 35c21c90ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sana＊
| 作成日時：2021年6月4日 10時
