侍との恋状況2

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あの日、うちは学校が終わるとすぐにあいつのいる公園に向かった。


だってあいつの勝負に勝ったから。


それをあいつに報告しに公園まで走った


そこには案の定、1人でバットを振っているあいつがいた。

『―――！！』


大きな声であいつの名前を呼んだ


？？「おっー！Aー！！今日は大丈夫そうやなっw」

あいつは気が付きうちに笑顔で手を振替してくれた。


？？「話聞いちゃるから、早くグローブつけろw」


『うんっ！』


そしてウチらのコミュニケーションであるキャッチボールをし始めた


『今日なっ！クラス入って大きな声で挨拶したんよっ！そしたら皆固まりよって！スッキリしたんよ！』


？？「そっかぁー！じゃー俺の負けやな〜」


『そうよー！負けたんやけん、ちゃんとお楽しみちゃんと期待させてもらうわ〜w』


この一言がうちはこの人生の中で一番後悔した言葉。


？？「まかせときぃー！」


・



・


次の日〜


『ｽｩｰ……おはよう！！！！』


今日も叫んだ。もう怖くなくなった。


自分の殻を壊せたような気がした


クラスの子からは目を丸くして見られるけど、


こんなに学校が怖くなくなったのはあいつのおかげだ。


ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

学校が終わってうちはまた公園に向かう。


今日はあいつがうちのために何かをしてくれる


プレゼントかなっ？

それとも

サプライズかなっ？


ウキウキさせて行った公園には…


あいつの姿はなく、公園で小さい子が野球をしていた

あれ？
なんで？あいつ居ないの？珍しい〜

あいついつもうちより先に来て野球やってるからなぁ〜

そう思ってグローブを付けて待っていた


すると一人の男の子がうちに話しかけてきた


男の子「ねぇ、お姉ちゃんが(名字)Aって人？これねっ、お手紙？をお兄ちゃんに渡してって僕が預たったの。」


そう言って渡された1枚の手紙


これもサプライズかなんかだよね？

きっとそうだよ！この後にウチをビックリさせてプレゼントを渡すあいつの作戦の1部なんだよ！しょうがないなぁ〜引っかかってやりましょーかw


手紙を開けると一番最初に目に入った文字…


《ごめんね。さようなら。》


…！！？





その時うちは気づかなかった。

後ろから飛んでくる野球ボールがうちの頭を目指して飛んできてたなんて。

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