【おそ松さん】意味が分かると怖い松【意味怖】

ビデオテープ　（一松） ページ11

一人暮らしをしている大学生の男、一松がいた。

一松が住んでいるのはごく普通のアパートだが、たまにおかしなことが起こった。

大学から帰ってくるとカーテンの形やゴミ箱の位置などが微妙に変わっている気がするのだ。

最近は誰かにつけられてる様な気もしてきた、流石に気味が悪くなってきた一松は電話でチョロ松相談した。

一松が

「……もしかして…ストーカーなのかな、警察に言うのが一番良いと思うけど…

警察は実際に被害が無いと動いてくれないって聞くから…どうしよ……。」


と困っていると、チョロ松は



「…じゃあ大学に行ってる間ビデオカメラで部屋を撮影しておいて、

もしストーカーが部屋に侵入してるのが撮れたらそのテープもって警察に行けば良いじゃん、

不法侵入してるわけだからさすがに警察も動いてくれるだろう。」


と具体的な解決策を提示してくれた、これは良い案だなと思った一松は

早速次の日の朝、部屋にビデオカメラを設置して録画状態のまま大学へ行った。





大学から帰ってきた一松は焦った、久々に部屋に違和感がある。



「………マジでストーカー写ってるかも…」と思いながらビデオの録画を止め、再生した。




しばらくは何も写らなかった。









しかし夕方になると、知らない女が包丁を持って部屋に入ってきたのだ。




「…!!!!!!」ビビった一松はすぐにチョロ松に電話をかけた、



「どうしよう…！写ってる！ストーカー写ってる………！！」と若干焦りながら伝え、

それからは録画を見ながらチョロ松に内容を実況した。




「ゴミ箱漁ってる…｣
「今度は服の匂い嗅いでる…！気持ち悪い………」



今までコイツは何回も
来ていたのかと思うと 一松は背筋が凍る思いだった。





「これで警察も動いてくれるよね。」

と少しホッとしてると、

画面の中の女は押入れに入った。



「うわぁ…押し入れの中入ったよ、しかもなかなか出てこない……」

などとチョロ松と喋っていると、また誰かが部屋に入ってきた。

一松は言葉を詰まらせた。









部屋に入って来たのは自分だった



そしてビデオの中の自分はカメラに近付き録画を止める。









そこでビデオは終わっていた。

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