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蘭 side








「なぁに?Aちゃん。」









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久しぶり、とか。会いたかった、とか。

言いたいことは山ほどあって、なんなら俺は目の前の愛しい彼女に怒ってもいい立場なはずなのに。




ほんと、お前といると調子狂う。


いま俺の脳内にあるのは、ただただAが愛しいと言う感情だけ。






『らん、ちゃん?』

「…うん、蘭ちゃんだよ。」









そんなに目を見開いてさ、寒いんだから乾燥しちゃうよ?てか、なんでそんな危ないとこにいんだよ。

落ちたらおれ、泣いちゃうけど。









ゆっくり、一歩一歩。

バルコニーへと足を進めていく。



ふいに、柔らかな風が吹いて、彼女の髪が靡いた。







髪をなびかせたAが、どうしようもなく綺麗で儚くて、まるで妖精のようで。

また消えてしまいそうな雰囲気を纏うAを、力強く抱きしめた。









「ねぇ、早くAちゃんも抱きしめ返して。」

『…らん、ちゃ!、』

「泣きすぎだって、ばぁか、」

『らんちゃん、らんちゃん、』

「俺は、ここにいるから。」






放心状態だったと思えば、急にとてつもない力で抱きしめ返してきたり。

そのほっそい腕のどこにそんな力が込められてんのさ。

ほんと、Aちゃんといると飽きないよ。








_______









「ん、落ち着いた?」

『うん、ありがと。』

「ど〜いたしまして。」






やっとのことで泣きじゃくっていたAちゃんを慰め終わった。


もう大丈夫ならさ、とりあえず。

俺も言いたいことがあるんだよね。




ゆっくりと抱きしめていた体を離した。

その時ちょっと寂しそうにしたAちゃんを見て、やっぱ離すのやめようとか思ってないから。

まぁとりあえず。





「ねぇ、Aちゃん。」









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「…ばっっっっかじゃねぇの!?」

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YUY - 私もです!ちゃんと残ってましたよ!でも残っていない人もいるんですね、、、。 (2021年10月30日 7時) (レス) @page33 id: 2b504e2cbc (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こんばんは。僕が読んでみたら普通に残ってましたよ!今は無理かもしれないですけど、また完結したら結婚後のいちゃらぶ読みたいです( *˙˙*) (2021年10月28日 21時) (レス) id: 3cb4ee59c4 (このIDを非表示/違反報告)
Sabon(プロフ) - こんばんは。私も最後まで読んだ後に、更新通知が届いたので開いてみたら消えてましたね… (2021年10月28日 21時) (レス) @page35 id: 6ad58cea2b (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - 陰ながら愛読させていただいてました!すごく尊い作品をありがとうございました🙏💕私も最後まで全て読ませていただいた後に消えていて混乱しました。やっぱりバグですか? (2021年10月28日 21時) (レス) @page35 id: 90470a0c1b (このIDを非表示/違反報告)
Meer(プロフ) - はじめまして!!陰ながら応援させていただいてます!確か7.8話くらいまで読ませて頂きましたが、何故か消えてしまってましたね💦 (2021年10月28日 21時) (レス) @page35 id: b7f82eb4a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽにょ | 作成日時:2021年10月15日 21時

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