バレンタインデー番外篇.私の最推しツンデレキャラはエヴァのアスカちゃん ページ35
※沖田くんとAが仲がいい設定のお話です。
Noside
『チョコかぁ……』
Aの目線の先にはピンク色に染った店頭に並ぶたくさんのチョコレートがあった。
『買う勇気はあってもあげる勇気はないなぁ……』
銀時「おー、なになに。恋する乙女?」
『なっ、何言ってんの!んなわけないでしょ!ってかなんでこんなとこにいんの!』
銀時「あれ、図星?」
『ッ、…』
途端に顔を真っ赤にするAに銀時は少し驚いた。
彼女が異性を想うことは今までなかったからだ。
銀時「俺はまだ嫁にはやらねーからな」
『よ、よよよよよよ嫁!?無理無理無理無理!!』
Aは全力で首を横にふった。
それなら…、と銀時は続ける。
銀時「ダメ元であげればいいんじゃねーの?」
『いや無理無理無理!』
銀時「意外と楽しみしてたりすんじゃね?」
『んなわけないでしょ!』
銀時「じゃ友チョコ風に渡してみれば?」
『勘違いされたらどうするの!』
全否定された銀時だったが、ここまで沖田総悟という異性を想うAを見て、少し寂しく思う反面、己の妹の成長を強く実感した。
銀時「…じゃ、チロルチョコでも渡せば?」
『…チロルかぁ、それはそれでなぁ………』
.
沖田「なぁ、A。俺の机の上に板チョコ置いたのオメーか?」
『は?何言ってんの。自意識過剰?』
沖田「俺がチョコの一つや二つで喜ぶと思いやすか?」
そう、沖田はモテる。
そのことに今更気付いたAは先程の言動を後悔した。
.
沖田「(俺が喜ぶのはアイツからのチョコだけで
さァ)」
.
『(何やってんだA!あんなとこでツンデレ発動してどうするんだA!!!)』
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作者名:花遥 | 作成日時:2019年12月26日 2時