【銀魂】紅眼の戦姫三【沖田総悟】 (ページ34)

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Noside

土方「……テメー、総悟にいろいろ吹き込まれたそうだが、アレ全部忘れてくれ」

銀時「んだ、オイ。都合のいい話だな。その感じじゃテメーもあそこで何が行われてるのか知ってるんじゃねーの？」

銀時は鼻をほじりながらいかにも真面目に聞いていないという感じでそうこたえた。

銀時「大層な役人さんだよ。目の前で犯罪が起きてるってのにしらんぷりたァ」

そこで銀時はほじった鼻クソを土方スペシャルに向かって弾いた。

土方「いずれ真選組(ウチ)が潰すさ。だが、まだ早ェ。腐った実は時がたてば自ら地に落ちるもんだ」

土方は一息つき、そして額に青筋を浮かべた。

土方「てゆーかオメー、土方スペシャルに鼻クソ入れたろ、謝れコノヤロー……大体、テメーら小物が数人はむかったところでどうこうなる連中じゃねェ。下手すりゃ、ウチも潰されかねねーんだよ」

土方は先程とは打って変わってそう言い放った。
その声音からは最悪の未来を見据えた焦りがほんの少し感じられた。

沖田「土方さんひょっとして全部つかんで…」

土方「近藤さんには言うなよ。あの人に知れたらなりふり構わず無茶しかねねェ」

Aと沖田は静かに頷いた。

土方「天導衆って奴ら知ってるか？将軍を傀儡にし、この国をテメー勝手に作り変えてるこの国の実権を事実上握ってる連中だ…」

どこかで聞いたことのあるその名前にAと銀時は強く拳を握ったのだった。

土方「あの趣味の悪い闘技場はその天導衆の遊び場なんだよ」

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