2話:なんか、怪しい ページ2
side【シンドバッド】---
簡素な石造りの部屋で出会った彼女。
どの宝石よりもきらめく金色の瞳。
ふわふわとたなびく金色の髪。
頼りなさげに体を覆う白い服。
服から除く陶器のような透き通った肌。
一目見て彼女は伝承通り、眠りから目覚めた最古のマギであることがわかった。
と同時に言いようのない電撃が走った。
−−【シンドバッド】side end
いきなり膝まづいた長身の男は今なんといった？
「……マギ？」
「はい。長年の眠りからたった今世界の王をお決めになられに目覚めたのでありましょう？最古のマギ様」
長身の男はそう言って跪いたままでいる。
世界の王？マギ？何を言っているの？
いきなり訳の分からないことだらけで疑問しかない。
それに、目の前の男は高価そうな衣服にこれまた凄い値の貼りそうな装飾品をいくつもつけている。偉い人ではないのではないのだろうか？
そんな人物を跪かせる私はいったい!?
それに、私は元々世間一般のでいうOLで……
OL?確かに自分がたった今考えた“OL”という何かが一体何なのか思い出せない。
確かにこの体ではなかった頃の私について、友人、親戚、自分の顔何一つ思い出せない。
ただ一つ見極めなくてはという使命に駆られる。
これは一体……？ダダダダッ
なんか、物凄い走ってる足音が近づいてきている。その音の人物はすぐに現れた。
「シンドバッド王！！何をこんな所でサボって…っ」
跪いている人にの近くに走り寄ってきたそばかすの青年はこちらを見て固まってしまった。
それにやはり長身の人は王様だったらしい。
「ジャーファル。彼女は最古のマギだ。先程目覚められた。」
固まったそばかすの青年にシンドバッド王は語りかけた。
そんな呼びかけに青年ははっとしてから
「っ大変失礼を致しました。」
と王様の右後ろに跪いた。
……なんだか大事になってきたぞ。
非常に面倒くさそうである。
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眼鏡 - この先すごく楽しみです！更新頑張ってください！面白かったです (2018年10月7日 19時) (
レス) id: c0b6d2e0e3 (このIDを非表示/違反報告)
鮫尾(プロフ) - ファウストさんコメントありがとうございます！これからもよろしくお願い致します (2017年10月22日 15時) (レス) id: 288dceacd6 (このIDを非表示/違反報告)
ファウスト(プロフ) - とても良かったですよ！更新頑張って下さい！応援してます！ (2017年10月22日 12時) (レス) id: 2967d5163e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鮫尾 | 作成日時：2017年10月22日 6時
