黒バス成り代わり 2 【花宮真】 (ページ14)

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64話ページ14

父の知人である叔父さんが管理するアパートに着くや否やアパートメントという大きさではないのでは？と、母国に本当は違ったスケールにただただ驚いている。
そもそも土地が広い為移動で速度制限を守っていたら日が暮れる。

さすがに交通量の多いところでは速度オーバーは控えめだがジェットコースターのように爽快に風を切っていくオープンカーの数々。

勿論、叔父さんの車もジェットコースターで長時間飛行機で乗ってた疲労やらでこちらは大ダメージだ。

ヘロヘロになりつつなんとかアパートについて広さに驚き、掃除が大変そうだ等更にダメージ。
母国に帰りたい。

アパートからスーパーまで徒歩で行けるのは素晴らしすぎる環境なのだと思い知った。長期で生活するなら車は必須だろう。

叔父さんは荷物を運び入れてくれて挨拶を交わしたあと帰って行った。何やら友人のホームパーティに行くらしい。
なんだホームパーティって

玄関も広く部屋数も3部屋と、どう考えても一人用のアパートではない。

キッチンも大きく、お風呂はバスとトイレが別々だった。
素晴らしすぎる。こちらでは入浴前にトイレを椅子のようにして靴を脱ぎやすくしたり等の為多くはバスとトイレは一緒になっている。
日本並みに水が安価でも無い為、シャワーで済ますのもあるが。

それと、靴を脱ぐ文化がないので違和感が耐えないがここは玄関で脱ぐようにしてスリッパで行動しよう。

家具やらも一通り揃っていて生活がすぐできる
とりあえず、食材を求めてスーパーに行くとしよう

今日はこちらの冷凍食品を食べてみようと思う。ワクワクだ

英語もそれなりに喋れるので特に不自由無く過ごせそうだ

ネット環境も充実しており、早速LIMEで皆のグループで文章を打つ。
多分向こうは夜のはず。
｢アメリカ着いた｣

｢まこちゃーん！！！変なやからに絡まれてない?｣

｢真、施錠はしっかりしてるかい？｣

｢真さん、ちゃんとご飯食べたっすか?｣

返信早いな。

｢あー、変なやからにも絡まれてないし、変な訪問者もいないし、ご飯も食べた。｣

よかったと各々ほっとしている様子。

｢このあとアパートの近くにバスケコートがあるからちょっと覗いてみる予定｣

｢そっちのバスケがどうなんか楽しみやんな。感想待ってるで｣

｢危なそうなら通り過ぎるんだよ？｣

｢楽しみにしてます！｣

｢ん、分かってる、じゃあまた。おやすみね｣

夜遅かったのかみんな素直におやすみと寝たようだ。
さて、行きますかね