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13話 ページ13

蘭side


初めてこいつにあったのは、こいつがナンパされている時だった。
最初は、見て見ぬふりをしようと思っていた。多分竜胆もそう思っていたんだと思う。

少し様子を見てると、あの男にイライラしてきた。
なので、助けてやろうと思った。

「ねぇ、竜胆。アイツやっちまおうぜ。」

この街、六本木で俺たちのことを知らない奴らなんかいないとわかっていた。今はあんま気分が乗らねぇから助けるだけ助けよう、そう思った。

「俺らの女になにしてんの?」

予想通り俺らを見た男は逃げていった。
さっきまでナンパされていた女が、突っ立っていた。

「大丈夫?」

女の顔をのぞき込んだ。暗闇の中だったから、その時はよく分からなかったが、ナンパされるだけあってまぁまぁ整っている方だなと思った。

さっきのアイツ、やっぱ〆よーかなとか思ってたけど、女が少し泣きそうな顔してたから、少しだけ心配になったので俺らで送ってやることにした。
本当は、ちょっとこいつで遊んでやろーと思ったので竜胆にも小声で言っといた。

普段の俺じゃなくて、その時は猫を被った。
誰から見ても紳士的に見えるように。
昔から、自分の顔が整っていることはまぁ、分かってはいた。だから、最大限に使ってやろうと、色んな女と遊んだ。
どいつもこいつも、同じようなやつばっかり、正直、俺は飽きていた。
少し、期待させると大体の女はチョロかった。
だから、竜胆と一緒に色んな女に期待させては落として、別れるというゲームをしていた。

そして、今回もコイツであそぼーと思った。

他の奴らと同じようにまずは俺達の連絡先を渡した。


次の日の朝、思っていた通り連絡がかかってきた。だから、一緒にご飯でも食べて落とそうと思った。

だけど、俺の予想をコイツは超えてきた。
そこらの女とは違う。まったく俺らに色目を使ってかなかった。







気づいたら、落とすつもりが俺が落とされていた。

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とりお(プロフ) - 枝豆さん» ありがとうございます!頑張ります (2021年9月6日 20時) (レス) id: 18241f83f0 (このIDを非表示/違反報告)
枝豆(プロフ) - 面白かったです!投稿、頑張ってください!! (2021年9月6日 20時) (レス) id: 280e534706 (このIDを非表示/違反報告)
とりお(プロフ) - レイスさん» 灰谷兄弟いいですよねぇ。 (2021年9月3日 0時) (レス) id: 25bcf65374 (このIDを非表示/違反報告)
とりお(プロフ) - セシル??さん» ありがとうございます (2021年9月3日 0時) (レス) id: 25bcf65374 (このIDを非表示/違反報告)
レイス(プロフ) - ん゛ん゛っ灰谷兄弟可愛い、、((グハッ (2021年8月31日 17時) (レス) id: 23f9dcf647 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サメサメ | 作成日時:2021年8月6日 18時

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