クロ廃のための短編集6(閲覧注意)

運転手の正体(微ホラー要素あり) ページ5

※上の続きです。


ク｢おい･･･起きろよ｡｣


ﾊﾟｼｯｯ


A｢ん････？｣


あれ････？私･････｡


ク｢さぁ、お前が寝てる間に着いたぜ？｣


A｢えっ････ここ･･･どこ？｣


ク｢お前が帰るべき場所だが？｣


周りを見渡すとそこは、古びたお墓のような場所で、もう使われてない館がそこにあり････廃墟のような場所だった。


ク｢不気味だろ？お前が喜ぶと思って連れてきたんだ････｡｣


A｢････ッッ!!｣


なんて･･･悪趣味な奴!!!

口調もさっきとは打って変わって悪いし････｡


ク｢廃墟は嫌か？なら、車内にお前を閉じこめてやるよ････｡｣


A｢･･･ッッ!!ケホッケホッ!!!｣


私は急に咳が止まらなくなり、呼吸が苦しくなる｡


ク｢あ、言っとくが･･･さっきお前が吸い込んだ奴は猛毒ある催眠ガスだから｡｣


A｢そ･･･そんな･･･ッッ･･･ゲホッゲホッ!!｣

ﾋﾞﾁｬｯ････ﾋﾞﾁｬｯ･･･


私は咳と共に血を吐いてしまった｡


ク｢ククク･･･色っぽいな･･･今、楽にしてやるよ｡｣


A｢んんんっ･･･!!!｣

乱暴に唇を塞がれ、舌が入ってくると同時に何かを飲み込んでしまった｡

ク｢解毒剤だよ･･･簡単に潰れちゃあつまらねぇからな。さぁてお前にはまだまだ実験材料になってもらわなきゃならねぇ。｣


そうして運転手は私をロープで縛り付け、口をガムテープで塞がれた。


A｢････ん〜っ!!｣


や･･･やだ････助けて!!お母さん･･･お父さん･･･

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