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Shota side
康二の家に前々から行ってみたいと言っていたけれど、なんだかんだと上手くはぐらかされて行けないまま日が経っていく。
俺1人がダメなら、とダメ元でふっかを誘って2人で家に赴くことを打診したら、康二は少し悩みながら「じゃぁ彼女に聞いてみますけど、」なんて言う。
あぁそっかこいつ彼女と一緒に住んでんのか。
それを考えたらまぁたしかに俺が家に行くのはあまりよくは思えないだろう。
ただ、「彼女に聞いてみますけど、」って言った康二の顔はなんとなくドヤ顔で、彼女のいない俺をバカにした感じに思えて少しだけ腹が立った。
・・・まぁそれは勝手な俺の被害妄想ではあるけれど。
康二の家に行けることになり、喜んでいるとそんな俺の姿を見て康二が笑った。
「しょったってそんなに俺のこと好きなんすか？」
「そういうわけじゃねぇよ」
「あーでも、俺、彼女おるんで」
「うっぜ」
なんかごめんな？って腹立つ顔を向けてくる康二の肩を小突けば、「暴力反対！」なんて言いながら康二は大きく顔を歪めた。
いやそれはウザ絡みしてきたお前がいけない。俺は全然悪くない。
.
「ただいまー」
康二のあとに続き、康二の家へと上がる。
綺麗好きってだけあって掃除も行き届いているその部屋には好感しか抱かなかった。
奥からおかえり、って可愛らしい女の子の声が聞こえる。
・・・これが噂の康二が溺愛してる彼女か。
こうやっておかえりなさい、なんて言ってくれる彼女がいるなんて羨ましいなぁなんて少しだけ妬みながら、声がしたほうへ視線を向ける。
「・・・え？」
その瞬間、俺は多分世界で一番間抜けな反応をしたと思う。
思わず上げた声に康二が「しょった、どうかしたん？」なんて不思議そうにこちらを見る。
「いや別になんもない」
「ほな、どうぞ」
康二はそう言って部屋の中へと進んでいく。
残された俺の足元には戸惑いが色濃く絡んでいた。
.
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さーや(プロフ) - リナさん» 最後まで読んでいただきありがとうございました！着地地点、書いている私もどうなるんだ？？って思いながら書いていました…笑 きっとこの2人ならこういう風になるかな〜と。 (2020年6月1日 16時) (
レス) id: 4528227f28 (このIDを非表示/違反報告)
リナ(プロフ) - 最後めっちゃ良かったです！これ着地点どうなるんだ？ってドキドキしながら見てました！ちゃんと前向いてる感じが良いですね！良い夢見れそうです (2020年5月31日 23時) (レス) id: 7aedc618bf (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - ハロさん» ありがとうございます！書きながら着地地点どうなるんだ？？って書いてる本人がなっていますが（笑）多分切ない展開にはなるはず…！ご期待に添えるように更新頑張りますー！ (2020年5月27日 19時) (レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
ハロ(プロフ) - いつもドキドキしながら読ませてもらってます！二人とも大好きなので今後切ない展開になるかもと勝手に想像して苦しんでます（笑）さーやさんの文章は情景の描写がすごく上手でどんどん引き込まれて大好きです！これからも更新楽しみにしています！がんばってください！ (2020年5月27日 17時) (レス) id: 04eaede967 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さーや
| 作成日時：2020年5月27日 15時
