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それから2週間ほどは、特に何もなく平和な日々が流れていた。
深澤くんとは相変わらずどうでもいいやり取りを交わす毎日。
会おうという話にはなんとなくならないが、どんな形でもいいから繋がっていたいという気持ちからなのかメッセージのやり取りが途切れることはなかった。
康二は、少しずつこちらのペースにも慣れてきたようだが、まだ本調子、というわけにはいかないようで、帰ってくるたび「充電させて、」なんて甘えん坊ぶりを発揮していた。
そんな康二はまるで大型犬みたいで、なんだかくすぐったくて、でも果てしなく愛おしい存在に思えた。
「なぁ、A」
私の足を枕にしながら、ソファに寝転がっている康二がちらり、とこちらを見る。
「なに？」
「今度さー、家にメンバー連れてきてもええ？」
「メンバー？」
俺の家に行きたいってうるさいねん、って康二は困ったような顔。
でもその顔は本気で困っているっていうわけではないみたいで、そう話す康二の声は嬉しそうに弾んでいた。
「いいよ、言ってくれれば私その日は外で時間潰すし。必要だったら実家に泊まるし」
「そこまでせんでええよ。っていうか、Aにおって欲しいんやけど」
「迷惑じゃない？メンバーさんも気まずいでしょ」
「俺がAのこと紹介したいねん、」
「・・・うーん、わかった」
「やった！」
結局康二に負けて渋々OKを出してしまったけれど、本当にいいのだろうか、と不安になる。
メンバー同士水入らずで話したいこととかがあるんじゃないのかな、なんて思うのだけど、でも康二はそれよりも私にいて欲しいと言うし。
私の言葉を聞いてすぐ「じゃぁ早速連絡しよ！」って勢いよく康二は起き上がると、ウキウキと嬉しそうに誰かに電話を始めた。
楽しそうに電話の向こう側の相手と話す康二の背中を見ながら、なんだかんだで康二はこっちで上手くやれているんだな、ってそう思ったら、少しだけ安心出来た。
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さーや(プロフ) - リナさん» 最後まで読んでいただきありがとうございました！着地地点、書いている私もどうなるんだ？？って思いながら書いていました…笑 きっとこの2人ならこういう風になるかな〜と。 (2020年6月1日 16時) (
レス) id: 4528227f28 (このIDを非表示/違反報告)
リナ(プロフ) - 最後めっちゃ良かったです！これ着地点どうなるんだ？ってドキドキしながら見てました！ちゃんと前向いてる感じが良いですね！良い夢見れそうです (2020年5月31日 23時) (レス) id: 7aedc618bf (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - ハロさん» ありがとうございます！書きながら着地地点どうなるんだ？？って書いてる本人がなっていますが（笑）多分切ない展開にはなるはず…！ご期待に添えるように更新頑張りますー！ (2020年5月27日 19時) (レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
ハロ(プロフ) - いつもドキドキしながら読ませてもらってます！二人とも大好きなので今後切ない展開になるかもと勝手に想像して苦しんでます（笑）さーやさんの文章は情景の描写がすごく上手でどんどん引き込まれて大好きです！これからも更新楽しみにしています！がんばってください！ (2020年5月27日 17時) (レス) id: 04eaede967 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さーや
| 作成日時：2020年5月27日 15時
