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家に着き、お兄から荷物を受け取る。
「じゃ、俺帰るわ」
「ありがと」
はいはい、とお兄は手を振ってアパートの階段を下りていく。
お兄がいなくなった部屋。
お兄がいるからとなくなりそうな調味料をまとめ買いした袋。
いつもならすぐに定位置に収納するのに、今日はどうしてもそんな気分になれなかった。
考えるのは目黒くんのこと。
せっかく会えたのに、目黒くんは私と目を合わせようともしなかった。
ただ仕事で疲れているだけなのかもしれない。
でも、それにしたって…
何か目黒くんの気に障るようなことをしてしまったのだろうか。
必死に考えてはみるもののそれはちっとも見つからない。
「あぁ、もう考えるのやめよ」
考えるより行動したほうが早い。
結局このモヤモヤをどうにかするためには話すしかないのだから。
部屋を出て、隣の部屋のインターホンを押す。
先に帰る、と言った目黒くん。
家にいるはずなのに応答はなし。
諦めず何度も繰り返しインターホンを押す。
7回目のインターホン。
これで押すのはやめようと、最後の1回を押すためにインターホンに手を伸ばす。
「…はい、」
インターホン越しに聞こえる目黒くんの声は不機嫌そう。
そりゃこんなに何回も連続でピンポン、ピンポンと鳴らされたら嫌にもなるか、なんて、今更冷静になって気づく。
「ごめん、私」
「どうぞ、」
鍵開いてる、と言われドアに手を伸ばした。
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さーや(プロフ) - なぎぷちょへんざーさん» 聞きました！月が綺麗ですね、の意味をめめが知ってて衝撃だったんですが？！笑 壁に穴開けよ、がもうめめ過ぎて笑いましたw (2020年4月3日 7時) (
レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
なぎぷちょへんざー(プロフ) - この小説お気に入りです！素のまんま聞かれました？お便りの内容を聞いた瞬間この小説を思い出しました、笑 (2020年4月2日 22時) (レス) id: 831076a685 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - 夢さん» コメありがとうございます！どういうお話の展開にするか悩んでいたのでそう言っていただけで嬉しいです…！ありがとうございます！ (2020年3月23日 20時) (レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - たぴおかさん» アーカイブでひーくんチュロス見ましたがあれはたしかにやばい…！！うどんで盛り上がるスノちゃんたちが可愛すぎました…！ (2020年3月23日 20時) (レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - 初めまして。コメント失礼します。今まで色んな作品を拝見してきたのですが、久しぶりにここまで展開が気になり夢中になって最後まで読んじゃいました。とても素敵な作品でした！ (2020年3月22日 21時) (レス) id: 97d80eb079 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さーや
| 作成日時：2020年3月9日 17時
