king2 ページ3
違和感の正体に気づくのにはそう時間はかからなかった。
お兄ちゃんは私の頬にキス、したのだ。
『え!?ちょ、お兄ちゃん!!////////』
左馬刻「じゃあな。」
少し鼻で笑うようにしながらそう言うと車を出して、去っていった。
女1「今の、見た!?」
女2「ほっぺにキスしたよ!?」
あ。勘違いされとる。
私はお兄ちゃん、って言ったけど、多分キスの方に意識がいって聞いてないんじゃ。
女3「ねぇ、貴女、転校してきた子よね!左馬刻様とどういう関係なのよ!」
女4「貴女、名前は?」
『私は碧棺A。碧棺左馬刻の妹ですけど……。』
女1「えぇ!?左馬刻さんに妹が!?合歓ちゃんは知ってるけど、2人いたのね!」
女2「ねぇ!今度紹介してくれない?」
『今度、ですよ?』
先輩っぽい方々に絡まれること10分。
さすがに疲れた。
??「おはよ、A。なんか大変そうだったな。」
『あ!おはよう、二郎くん。もー。そう思ったなら止めてよね!』
二郎「止めようとはしたけどよぉ。碧棺左馬刻がいたからしゃあねぇだろ。」
そっか。お兄ちゃんと二郎くん達は敵同士。
『そうだよね。ごめん。』
二郎「いや、別にそういう訳じゃ。」
あたふたする二郎くん。
今はこういう風に仲良くしてくれてるけど、転校したてはこんなじゃなかった。
ーーーーーーーーー
『えっと。ヨコハマから転校してきました、碧棺Aです。よろしくお願いします!』
男1「おぉ。可愛い子きたぁー!」
男2「しかもスタイル抜群。ナイスバディ。」
女5「仲良くしたいなぁ。」
女6「碧棺ってヨコハマの碧棺左馬刻様と同じ名字……もしかして妹!?」
先生「じゃあ、碧棺さんは………。山田くんの隣が空いてるわね。そこに座ってちょうだい。」
『はい。』
隣になった二郎くんは、『碧棺』という名字に敵対心を抱いたようで、話しかけてもあまり反応してくれなかった。
でも、彼は、私が学校の不良に絡まれてる所を助けてくれたの。
嬉しくて、彼に一番の笑顔でお礼を言うと、彼は顔を赤くして被っていた帽子を深く被り、顔を隠して、
「おう………。」
って言った。
その時を境に話しかけてくれるようになった。
うれしみ。
二郎「A?どうかしたか?まさか、熱でもあるんじゃ。」
心配して二郎くんは私の額に手をおいた。
『!?!?!?!?』
二郎「あ、その、えと。」
あたふたする二郎くんにまたも笑ってしまった。
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カイア♪(プロフ) - 肘木さん» ありがとうございます!最近更新できていなくて申し訳ない………。頑張りますね! (2019年7月20日 23時) (レス) id: 21e25083ee (このIDを非表示/違反報告)
カイア♪(プロフ) - おっふさん» 読んでくださってありがとうございます! (2019年7月20日 23時) (レス) id: 21e25083ee (このIDを非表示/違反報告)
肘木 - やっばいめっちゃ面白い左馬刻様かっこいい。更新楽しみにしてます! (2019年7月20日 22時) (レス) id: 3f3af7efe1 (このIDを非表示/違反報告)
おっふ - はぁぁー、、、神かよ//// (2019年7月17日 17時) (レス) id: dfac6954d1 (このIDを非表示/違反報告)
カイア♪(プロフ) - 瑠璃さん» 私も本命はぽっせと麻天狼なんです!初回限定版買えるようにがんばりましょー! (2019年6月11日 21時) (レス) id: 21e25083ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カイア♪ x他1人 | 作成日時:2019年6月3日 18時