< 85 > ページ15
貴方side
コウさんが手を差し出してくれたので私はその手を握り立ち上がった。
コウ「シュンに何かされた?泣いてる」
「……」
すると腕を掴まれ路地裏へ連れて行かれた。
何も言わない私に怒ったのかと思った。
コウ「空」
「え?」
コウ「見てみ」
雪が降ってきそうな白い空を確認してコウさんを見た。
コウ「目閉じて」
素直に目を閉じる。
すると、シュンのことを思い出してしまってまた涙が流れる。
コウ「あーあー、涙止まったと思ったのに。空」
また空を見る。コウさんは私の涙を止めようとして空を見せたことに気付く。
少し落ちついたところで。
「シュンと外に出たいって話してて、今日イベントがあるから行くかって」
コウ「おー」
「そしたらはぐれました」
コウさんが笑う。
「笑わないで下さいよ」
コウ「それで泣いてたの?……お前、ガキか」
コウさんにも言われた。
274人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
キル(プロフ) - 良い話だね (2017年1月6日 16時) (レス) id: f87224e839 (このIDを非表示/違反報告)
優夜(プロフ) - この静かな恋愛が読みやすかったです (2016年6月24日 18時) (レス) id: 5bc749cb9a (このIDを非表示/違反報告)
みーたん(プロフ) - はじめましてみーたんです!完結おめでとうございます!溺愛されてる夢主ちゃん可愛かったです! (2016年2月10日 15時) (レス) id: 6720750485 (このIDを非表示/違反報告)
アップルティー - 読んでくださった皆さん、ありがとうございました。25代目総長には溺愛する彼女がいる。やっと完結。 (2015年9月23日 8時) (レス) id: 8236e347bf (このIDを非表示/違反報告)
アップルティー - リョウさん、ありがとうございます。お待たせしました。 (2015年2月9日 15時) (レス) id: bb0d37b0e7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アップルティー | 作成日時:2014年7月10日 23時