其の肆_時透無一郎 ページ5
今さっき会った光条Aは、懐かしい感じがした。
自分でも良く分らないけれど、何処かで会ったような…気もする。
何処でだろう…まぁ良いか、深く考えなくても又直ぐに忘れてしまうから。
けれど…気になる事が一つだけ。
懐かしいと感じたのは別として…彼は何で鬼殺隊じゃ無いのかな?
此処は藤の家紋の家。
普通だったら鬼殺隊の人間しか出入りはしないのに。
まぁ尋ねたらあのお婆さんの事だから慈悲で通してくれるんだろうけど…。
「ふぁ…ぁ…。」
久し振りに考え事何てしたから眠たくなっちゃった。
一旦寝ちゃおっかな。
此処の所任務ばっかりで休む暇もないし。
他の隊員居ないのって位。
強い奴ばっかり僕にまわってくるし。
…考えてたらもっと寝たくなった。
不貞寝…しよっかな。
けどそれじゃあ僕が子ども見たいで嫌だ。
子どもだけど、そんなちっぽけな事で不貞腐れるなんて。馬鹿見たいじゃん。
普通に寝よう、普通に。
…でも今寝たら悪い夢を見てしまいそう。
それは嫌だな。
後々面倒臭い事にも成りかねないし、任務に支障をきたすかも知れない。
それだけはしたくないな…下手したら僕、死んじゃうじゃん。
まだ昔の事さえ余り思い出さないまま終わるのは何となく頭に来る。
それでも僕は睡魔には勝てないようで。
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その時見たのは悪夢何かじゃなくて、風になびく藍色の髪だった事は憶えている。
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お塩(プロフ) - いおりさん» ありがとうございます。そう言って貰えると嬉しいです(*´˘`*) (2019年12月29日 13時) (レス) id: b8a6ee6ea6 (このIDを非表示/違反報告)
いおり - すごい面白い、、、。続きが気になります。これからもお体に気をつけて更新頑張っていただければと思います。 (2019年12月29日 13時) (レス) id: bce55b4438 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:お塩 | 作成日時:2019年9月9日 11時