４５ ページ48
+*:.｡...:+｡..｡.:+・:.｡..｡.:+:.｡..｡.:+・*:.｡.:+
『ん……。』
私が控え室で目を覚ますと、
紺色の変なデザインのパーカーが体にかけてあった。
眠い目を擦りながら、周りの状況を確認する。
時計をみると、時刻は既に３時１０分を回っている。
ん？３時？
『あ！！ダンデくんの試合！！』
「きばっ！？」
やばいやばい！また寝過ごした！
こんな大事な試合なのに！！
一気に眠気が覚めた私は、パーカーを目の前のテーブルに置き、観客席へ繋がる階段を全速力で駆け上がった。
、
、
ﾜｧｱｱｱｱ…！！
階段を駆け上がって見えた、緑色の人工芝のスタジアム。
歓声に包まれるスタジアムの中心にダンデくんはいた。
全力でポケモンバトルをするダンデくんは、
優しく笑ういつもの姿が嘘のように、
別人な顔付きで、凄く、楽しそうだった。
両者、残りは2体。
ダンデくんはリザードンとドラパルトを残してる。
一手一手が相手を仕留める本気の一撃で、
展開は時を置き去りにするかのように素早く進んだ。
あっという間に互いに残りはラスト1匹。
スタジアムには相手の技で雨が降っており、
ほのおタイプの技が半減される
この状況、一見するとダンデくんが不利ではある。
��……ナ選手、今回はより一層
チャンピオンを追い詰めてるな！��
��いや…だがここで終わるチャンピオンじゃないぞ！！��
会場のボルテージは最高潮。
「＿＿＿＿＿＿＿＿＿！」
「＿＿＿！＿＿＿＿＿＿＿！！」
そして、
ダンデくんのキョダイマックスリザードンの攻撃は、
遂に相手のポケモンのヒットポイントをゼロにした。
ﾜｧｱｱｱｧｧｧｧｱ…
『っし、ダンデくんの、勝ち！』
私は、嬉しくてしょうがなくて
ヒーローインタビューが終わり次第、
メロンさんと一緒に関係者しか入れない
チャンピオンの控え室に向かった。
でもそこには対戦相手の人しかいなくて。
たぶん道に迷ってまだ控え室に戻ってきてないのかな。
「よぉ。ちゃんとみてたか？オレ様の戦いっぷり。」
対戦相手が、優しく、私に笑いかける
？
『あ、対戦相手の。
はじめまして。メロンさんのとこで
ジムトレーナーしてる。A、です。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 169人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：志那 | 作成日時：2020年5月13日 13時
