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あれから、ダンデくんとたくさん喋れた。
お陰でもう帰る時間になった訳だけど。
10歳のときに、ガラル地方のチャンピオンになったこと。
私は1年前ガラルにきて、メロンさんに拾われたこと。
ダンデさんは７年間ずっと無敗だということ
メディアが苦手で、最強のジムトレーナーと
噂になったときに取材陣に追いかけられて、
もっと嫌いになったこと。
ジムチャレンジに、参加する気はないということ。
メロンさんに頼まれて、ダンデくんと試験官さんを
出口まで見送るのが、今日の最後のお仕事。
『これからはちゃんとテレビで
ダンデくんのことはチェックするよ。』
お金を使う用事もなかったから、貯金はある。
1年間ジムトレーナーとして真面目に働いたし。
ダンデさんのニュースみれれば良いだけなんだから、
小さいやつを今度キバゴと買いに行こう。
「なぁ、ジムチャレンジに参加しないのは残念だが、
来年は会場に見にこないか？
俺と俺のポケモン達が戦っている姿を、
Aにもみてほしいしな！」
正直、人の多いところは嫌い。
でもダンデくんが笑顔でそういってくれるのを
断るなんて、ありえないか。
『来年のジムチャレね？
わかったよ。決勝戦ね。みにいく。』
「そうか！嬉しいぞ！！」
そういうとダンデさんはリザードンを
ボールから出し、勢いよく背中に飛び乗った。
試験官さんも同じくフライゴンに飛び乗る。
『じゃ、2人とも気をつけて帰ってね。』
「あぁ！今度ゆっくりAと話したいしな！
また空いてる時間をみつけたら連絡するぞ！」
「じゃあな。
次会うときまできっちりポケモン鍛えとけよ！」
そういうと、2人は勢いよく急上昇し、
リザードンとフライゴンは風のようなスピードで
キルクスタウンをあとにした。
・
・
「なぁ、ダンデ。」
「なんだ？？」
「連絡するっていってたけど、
お前、アイツと連絡先交換したのか？」
「…してないな！
まぁ、メロンさんに連絡すれば大丈夫だろう！」
「…メロンさん苦手なんだよなぁ。」
「キバナもAの連絡先が欲しいのか？？
今度Aに言っておこうか！」
「いや。
.
.
＿＿＿＿＿＿＿＿＿自分で聞く。」
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作者名：志那 | 作成日時：2020年5月13日 13時
