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「Aさんは本当にそれでいいの!?後悔しない!?僕は多分後悔するよ。だから今言わせてもらうけど、僕はAさんの事が好きだよ。
好きなのに、どうして一緒にいちゃいけないの?Aさんだって僕を嫌いになったわけじゃないだろ?減免したわけじゃないんだろ!?
だったら…だったら、今まで通り、なにも変わらず学校生活を過ごそうよ!律や、舞子さんや真也くん…みんなと!」
返事はなかった。
瞬きをした一瞬の間だった。
音もなくAさんは消えた。
僕は一方的に最後に思いをぶちまけたわけで、それすらAさんは聞いてくれたのか分からない。
けど、きっとAさんはちゃんと僕の思いを受け取ったはずだ。
こういう時、僕の勘は当たるんだ。
僕の恋はそこに寂しく転がっていた。
余りにも切ないけど、僕はもうAさんと会えないのかな。
何となく心のどこかで全てをしずめて、僕は眠りについた。
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作者名:稲穂 佳子 | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2019年3月15日 15時