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「ふぅ」



自主練習をするという
後輩、二口のボトル以外をカゴに詰め込み




水道のほうへと運びこむ。



まだ夕方ということもあり空がオレンジ色に塗れている

風も心地いい




さて、洗おう



とジャージの袖をまくりあげ
洗剤をボトルクリーナーとともにボトルへと流し込む



まだ若干、水道の水が冷たいと感じる季節


水の流れる音と

遠くから聞こえる部員たちの声が耳に届く



すると




「あ、葉鳥。二口のボトル忘れてるよ」



その声をかき消すかのように
とてもクリアに主将の茂庭の声が響いた



今まで自分しか居ないと思っていた空間に現われた


茂庭の存在にかなり驚く思考。



そんな動揺した姿を悟られないように




「二口がまだ自主練習するっていうから残してただけ」



いつも通りの声を吐き出す。



と、




「え、あっ、そうなの!?」


「うん。だからその辺に投げててあげていいよ」


「それはだめだよ?!」



私の言葉に振り回されるいつも茂庭が出来上がった。


眼鏡越しに映る茂庭の柔らかい笑顔。




マスクをしているから
彼には伝わらないだろうけど笑みがこぼれる







「葉鳥は一人暮らしで女なんだから帰りは二口に送ってもらえよ」



お母さんスキルを発揮しながら


部室の方へと歩き出す茂庭の後ろ姿を見送りながら





私は洗い終わったボトルと共に

後輩が居るであろう体育館へと足を運んだ。

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設定タグ:ハイキュー , 二口堅治   
作品ジャンル:アニメ
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ゆうこりん - すごくよかったです!!私は二口くんが先輩の作品も見てみたいです!!お時間があれば作ってください!! (2016年3月8日 5時) (レス) id: 13da980614 (このIDを非表示/違反報告)
砂時計(プロフ) - 真姫那さん» コメントくださり、またこの作品を最後まで読んで下さりありがとうございました。お褒めのお言葉を糧に次回作も頑張ります。ご意見までありがとうございました(*´罒`*) (2016年3月4日 15時) (レス) id: 50a0ce8996 (このIDを非表示/違反報告)
砂時計(プロフ) - ギーシックさん» コメントくださり、この作品を開いて下さりこの度はありがとうございました!お褒めのお言葉、ご意見まで頂きとても嬉しいです(><)これからもこのコメントを糧に頑張ります(*´罒`*) (2016年3月4日 15時) (レス) id: 50a0ce8996 (このIDを非表示/違反報告)
砂時計(プロフ) - まっちゃマカロン 960個さん» コメントくださり、またこの作品を開いて下さり誠にありがとうございます。ご意見まで頂き作者とても幸せです(*´罒`*)次回の作品でもお会い出来ることを願っております! (2016年3月4日 15時) (レス) id: 50a0ce8996 (このIDを非表示/違反報告)
真姫那(プロフ) - すごく面白かったです!私は個人的に国見ちゃんが見てみたいなぁって思います! (2016年3月4日 14時) (レス) id: 59b0b6263f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:砂時計 | 作成日時:2016年2月22日 19時

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