26（JNside） ページ26
店員「こちらがマグロでございます。」
『わー、やっべ、涎垂れそう。』
カウンターに出されたマグロを見て、ニヤニヤと嬉しそうに笑うA。
Aは可愛い。めちゃくちゃ可愛い。
超絶美人。そりゃワールドワイドハンサムの僕の妹だし？←
でも、今のニヤつき顔は…
「A、今の顔ぶちゃいく。」
『はっ』
僕の指摘に、Aは即座に顔をキリッとさせる。
Aも僕も、自分の顔が大好き←だから、お互いに顔が崩れてる時は注意し合うようにしてるんだ！
澄ました顔でマグロを口に運ぶA。
でも、その口元にはお米が一粒。
Aは気づいてないみたいだけど。
その愛嬌たっぷりな姿を見て口元が緩んでしまう。
「A。」
『ん？……』
振り返ったAの口元についた米粒をとり、そのまま自分の口に運んだ。
きょとんとしているA。
「お米。付いてたから。」
『あ、あ〜…ありがと。』
少しもごもごと口籠るA。
その耳は少し赤かった。
ふふ、照れてる。
もー、Aったらなんだかんだ僕のこと大好きなんだから。←
更に口元を緩ませると、
「…ひっ。」
背後から物凄い殺気を感じた。
恐る恐る背後を振り返る。
「ユ、ユンギヤ…ジミナも…」
二人が無言の圧力を込めた満面の笑みを浮かべて僕を見ていた。
"勝手に彼氏面すんな"
二人の顔にはそう書いている。
…なんだよお。ヒョンだってたまにはかっこいいとこ見せたいんだよお。
勇気を出してAに身を寄せる。
二人から送られてくる殺気が更に強まる。
ふん！ヒョンだってお兄ちゃんだぞ？怖くないよーだ。
「ね〜A〜」
無言でバクバクとひたすらマグロを口に運ぶAに身を寄せると、
「痛いっ！」
思い切り肩を叩かれた。
『肩邪魔。マグロと私の甘い時間を邪魔すんな。』
YG「プッ、ヒョン、マグロに負けてやがんのー。」
JM「ちょーウケるんですけど。」
…お前らはJKか。
女子高生のようにヒソヒソと囁き合う二人をキッと睨んで僕もマグロに向き合った。
赤い、美味しそうなマグロ。
僕はこいつに負けたのか…
…傷ついてなんか、ない。
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??(プロフ) - cookyさん» コメントありがとうございます！本日から再開させていただきますm(__)m 長らく更新できず申し訳ありませんでした…m(__)m (2020年4月16日 12時) (
レス) id: 5f009ab9ac (このIDを非表示/違反報告)
cooky(プロフ) - 更新大変だとは思いますが、続き楽しみにしています。 (2020年4月5日 14時) (レス) id: 55ebdcbd41 (このIDを非表示/違反報告)
??(プロフ) - アオさん» 温かいお言葉ありがとうございます…(;_;) なかなか更新できなくてすみません…これから完治するまで少しずつ更新を続けていきます！！本当にありがとうごさいましたm(_ _)m (2019年6月22日 12時) (レス) id: c727d62f3e (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - 初コメ失礼します！利き手は辛いですね…更新無理せず作者様のペースでしてください！早く治ることを願ってます！作者様の作品大好きです！ (2019年6月22日 12時) (レス) id: f6859f5f88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅあしゅあ | 作成日時：2019年5月13日 22時
