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その日の部活が終わって、私はまたユンギ先輩と一緒に帰っていた。







最近、ユンギ先輩と一緒に登下校するようになった。







『雨ですね。』




「そうだな…傘忘れた。」



『ありますよ、私。』



「お、ナイス。」





私の傘を受け取って傘をさす先輩。




二人で1つの傘に入る。







…これが世に言う相合い傘ってやつね。







めちゃくちゃドキドキするんですけど。







時々ユンギ先輩の体に当たって、すみません、と謝っていたら、もう、と言われて体を引き寄せられた。





「濡れるだろ。」




『……はい。』








駄目だ。心臓がもたない。









「あはは、なんですかそれー笑笑」


「サラが悪いんでしょ〜笑笑」






ふと声の方に視線をやると、相合い傘をしている人達が私達以外にもいた。







テヒョンとサラちゃん。





高鳴っていた鼓動は一瞬で静まる。









笑い合う二人。



ふとテヒョンが身をかがめる。




テヒョンがサラちゃんに顔を近づける。




二人の顔が傘に隠れていてよく見えない。





二人の顔が重なったように見えた。








私にキスしたその口で、テヒョンはサラちゃんにキスをした。









視界が歪んで前がよく見えない。





雨がひどくなったのかな。






全然前が見えないや。









「A。」





ユンギ先輩に呼ばれて顔をあげると、悲しそうな顔をしながら私の頬に伝うものを拭ってくれる。









「A。好きだよ。」








ユンギ先輩は、私の耳元でそう囁いた。

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さらんらん(プロフ) - カフェ猫さん» そう言っていただいて感謝感激でございます(泣) ありがとうございます!!ぼちぼちとですが、更新頑張っていきます! (2019年10月20日 11時) (レス) id: 4f7a983637 (このIDを非表示/違反報告)
カフェ猫 - 更新してくれてめちゃくちゃ嬉しいです!このお話本当に大好きなので!続き楽しみにしてます!!! (2019年10月20日 11時) (レス) id: baaac411fe (このIDを非表示/違反報告)
さらんらん(プロフ) - みぃちゃんさん» コメントありがとうございます!!長らく更新できていませんでしたが、これから頑張りますっ! (2019年10月7日 21時) (レス) id: 4f7a983637 (このIDを非表示/違反報告)
みぃちゃん(プロフ) - やったぁ!!嬉しいです^^楽しみにしてます。 (2019年10月7日 21時) (レス) id: fe7848c8c2 (このIDを非表示/違反報告)
さらんらん(プロフ) - ユンさん» 大変長らく更新できず申し訳ありませんでした(泣) これからはまたぼちぼちと再開していきますので、暖かく見守っていただければ幸いです (2019年10月7日 21時) (レス) id: 4f7a983637 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しゅあしゅあ | 作成日時:2019年5月11日 19時

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