向日葵の咲くおうち ②【雪】 (ページ6)

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🌻

渡辺「陽葵、髪の毛伸ばしてるんじゃなかった？」

陽葵『ひまもママとおそろいにする！』

渡辺「え、マジ？」

『私は別にいいけど翔太くん、時間とか大丈夫？』

渡辺「それは全然平気だけど、陽葵、本当にいいの？切っちゃったら戻せないんだよ？」

陽葵『うんっ！』

渡辺「じゃあ、ガチでお揃いにしちゃうかぁ！」

陽葵『わぁい！！！』

小さい子の髪の毛を切ることがほとんどないから少し緊張したけど、陽葵がお利口に座っているから全く問題はなかった。

ふたりとも1本1本が細くて、サラサラの髪質だから広がらず我ながらいい仕上がり。

『しょっぴー！ひまり、かわいくなった？』なんて最近あざとさに磨きのかかってきた陽葵に「俺が切ったんだから当たり前だろ？」と優しく『本当にカリスマ美容師だったんだね！』なんて言うAさんには少し強めにデコピンをした。

「お金はいらない」と言った俺にAさんが『それはダメだよ！』と激しく抵抗するからカットモデルとして写真を撮らせてもらうことで合意したんだけど。

早速、サイトに載せたら「こんなの世間に2人の可愛さがバレちゃうから消して！」と過保護なふっかからメッセージがきていた。笑

家に帰ると、俺の誕生日パーティーが開催された。

陽葵からは【しょっぴーが働いているところの絵】と【おりがみのメダル】を貰った。

『きょうはしょっぴーとねるの！』と言って、俺のベッドで眠る陽葵に「今までで1番幸せな誕生日だったよ。ありがとう」と呟いた。

前言撤回

大人になってからの誕生日も悪くない